ＧＥ、原発事故収束へ全面協力　海江田経産相と会談

　福島第１原発の一部原子炉を開発した米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）のイメルト会長と日立製作所の中西宏明社長が４日、経済産業省で海江田万里経産相と会談し、原発事故の収束や、電力不足の解決に向け、全面的な協力を約束した。

　イメルト会長は会談冒頭で「長期にわたって日本を支援したい」と述べた。中西社長は、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に関わった経験を持つ米建設会社とも協力し、事態の収束だけでなく、廃炉を含む事後処理の支援にも意欲を示した。

　日立とＧＥは原発事業で提携しており、両社は今後、一体となってこの問題に取り組む構え。

　会談後、イメルト会長は記者団に、原子炉の製造者責任の有無について聞かれたが「われわれの役割は東電などを支援することだ」と述べるにとどまり、明言を避けた。

　政府で事故対応の実務を担う細野豪志首相補佐官も会談に同席した。