与野党対決で民主苦戦 知事選、政令市長選情勢第17回統一地方選で、共同通信社は3日、世論調査の結果や取材を基に、10日投開票の12都道県知事選と4政令市長選の情勢を探った。民主党系と自民党系による対決型知事選で、民主党系は北海道と東京で苦戦、三重でも追い上げられている。注目の東京は4選を目指す石原慎太郎氏が大差でリード。与野党相乗りでは、実績を強調する現職が強みを発揮して優位に立ち、新人も選挙戦をリードしている。 政令市長選では、札幌は民主党系現職が優勢だが、広島では自民、民主両党系の候補が激しく競り、静岡は減税日本と与野党相乗りの新人同士が横一線で争う。相模原は相乗りの現職が強い。 ただ、いずれも態度を決めていない有権者が多く、情勢は変わる可能性がある。東日本大震災や原発事故による選挙への関心低下も指摘され、投票率にも影響しそうだ。 北海道では、自民党推薦の現職高橋はるみ氏が3選に向け安定。民主、社民、国民新3党推薦の新人木村俊昭氏は追い上げを図る。 東京の石原氏は自民、公明両党の支援に加え、現職の強みも生かす。宮崎県知事を1期務めた東国原英夫氏、都議会民主党が支援する居酒屋チェーン創業者の渡辺美樹氏は追い上げに懸命。共産党の小池晃氏は都政転換を訴える。 【共同通信】
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