メッセージをいただきましたが設定上返信できませんのでここで失礼します。
次のようなメッセージをいただきました。
行政に関心を持っていただくことはとても良いことだと思います。
一般市民としての疑問を持ちましたので、ご質問させていただきます。
ごあいさつが遅れました、市内で働く20代の男です。 今朝の新聞折り込みに目を通させていただきました。 ・地震に耐えられない厚生病院の新築移転の提案 とありますが、これは理想とすれば、ぜひ実現させていただきたいと思います。しかし、現在の病院の実態をご存じでしょうか?少し調べさせていただきました。 まず、厚生病院は現在耐震構造にむけて同敷地内に新病棟の設立を行います。この事実をしっての上での政策なのでしょうか?館林市民、ましては、議員さんであるのでご存じないわけがないとおもいます。さらに、厚生病院の管理者は館林市長であるので、尚更承知していなければならないことだと思います。 続きまして、 ・厚生病院の医師確保 とあります。きっとこの問題は館林だけではありません。どこも医師不足であることはご存じだと思います。これは、病院に言ったからといってどうにかなる問題ではないと思います。大学の医局に直接話し合わなければなりません。ただし、話し合うことで解決するのであれば、病院側ははなから行っているでしょう。それと、医学部の定員増大とあります。定員を増やしたとしても医者はわざわざ館林まで来ないでしょう。医者が働きたいと思う環境づくりは病院側にも必要ですが、それ以前に魅力的な街創りが必要ではないでしょうか?医師の多くは前橋・高崎といった、市街地に家庭を持ち、単身赴任というかたちが多いと思います。前橋、高崎のような便利さが必要と感じました。 以上特に疑問を持った点をご質問させていただきます。 長々と失礼いたしました。 お忙しいとは思いますが、ご返答をお待ちしております。 本質に触れる、重要な質問だと思います。
館林厚生病院は一部事務組合といって地方公営企業法の管轄で運営されています。
管理者は現在のところ、館林市長が務め、各自治体の首長が副管理者であり、各市町より議員が出向し一部事務組合議員として運営しています。
厚生病院の院長は地方公営企業法の一部適用といって、一部の権限しかありません。
私は、市議会議員の時から『全部適用』つまり病院長にすべての権限を委託し、運営管理を一元化し、責任や財源問題に取り組むべきだといってきました。 つまり、市長が『管理の義務、権限』は簡単に委譲できるということです。
話が前後してしまいますが、館林という土地は柏崎ー銚子構造線の上にあり、30年以内に震度六以上の地震が来ることは確実であると、館林市が平成19年に出した耐震調査報告書にあります。
そして、私の一般質問において厚生病院は南北のゆれに対してはC−3.東西のゆれに対してはC−2ということでした。
これは先ほどの震度6以上の地震には耐えられないということです。
しかも、同じ場所に工事をするということは患者に対して振動、騒音、粉塵などの問題があり、この点の私の質問に善処したいとだけ答弁しました。
私が昨年六月に視察した伊勢市民病院の院長先生に言わせると『同じ場所での増改築なんて患者の環境変化等を考慮すると信じられないこと』だそうです。
また、工事が進んでいるのではという質問ですが、本体工事はまだですし、このあと80億円程度かかるといっていますが、これも試算はなく根拠のある金額ではありません。
新築移転を提案している私としては、コストパフォーマンスを調査しました。その結果、公立病院と民間病院の建設費の比較においては、建設協会や総務省の公立病院を調査した資料によりますと民間はベット一床あたり700万円かかるそうですが、公立病院は3000万円以上かかると試算され、そのことが公立病院の非効率化の温床であると記載されています。
この高額なる試算によれば、当局は現地立替ということに結論付けるでしょうが、点滴をしながら入れないほどの狭いトイレの問題、外耐震構造か内部耐震構造かも調査せずに進めている耐震化対策の問題(今から早く進めても5年はかかります、これでは新しいものが建ってしますます。)しかもドクターヘリにも対応できない狭い立地の病院をどのように進めたいというのか、私には理解できません。
同じ様なコストで新築ができることが、理論的に明らかになった今、私は東広場への新築移転を求めていきます。
これには国、県の支援が必要ですし、先ほどのように管理者や一部事務組合の議会の承認が必要です。ですから管理者の全部適用になるわけです。
先日、野田財務大臣が館林の私の事務所においでになった時に、この地の緊急医療対応病院の設立の必要性を理解していただきました。何とか、国としての支援策を検討するとまで言っていただきました。
もし、東広場に厚生病院ができればドクターヘリはもちろんのこと、まちなかに人が流れ込み館林の町の活性化にもつながると思っています。何よりも、東広場は館林の財産なのですから、購入しなくていいのです。
また、医師の確保ですが、隣の栃木県の自治医大には各県の地元枠というものがあります。これを医師不足枠として新たに新設することができます。これは現在、人気はありませんが、民主党の医師不足対策案として挙がっています。
また、街の活性化ですが、全くおっしゃる通りです。
私は街の真ん中に生れ、街の商店主に育てられ、街を遊び場としていました。何とかしたいと思っています。
ぜひ、良いアイデアをいただきたいと思っています。
もっと、たくさん申し述べたいところですが、このくらいで失礼させていただきたいと思います。
是非、館林の市議会議事録http://www.kaigiroku.net/kensaku/tatebayashi/tatebayashi.htmlにおいて私の発言も閲覧していただければありがたいと思います。
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