東日本大震災:避難所でカレー振る舞う スリランカ大使ら

2011年4月3日 18時44分 更新:4月4日 9時2分

避難者にカレーを振る舞うスリランカのカランナゴダ駐日大使ら=福島県田村市で2011年4月3日午後0時25分、山下俊輔撮影
避難者にカレーを振る舞うスリランカのカランナゴダ駐日大使ら=福島県田村市で2011年4月3日午後0時25分、山下俊輔撮影

 「ガンバッテクダサイ」。スリランカのカランナゴダ駐日大使(58)らが3日、福島県田村市の避難所を訪れ、福島第1原発の半径20キロ圏内などから避難してきた人たちに、カレーを振る舞った。

 外交官を東京から関西方面へ退避させる国もある中、大使自らの福島入りは異例。海軍出身で救援活動の経験もある大使は「日本は、スマトラ沖大地震の際に駆け付けてくれた真の友人だから」と強調した。

 子供や高齢者の好みも考えて、カレーの辛さは控えめ。大熊町から避難してきた今野美香さん(26)は「7歳の長女も、おいしく食べられました」と、こまやかな心遣いに満足した様子だった。【山下俊輔】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷
 

おすすめ情報

注目ブランド