女子プロゴルファーの藤田幸希（宇都宮市）が30日、鹿沼総合体育館を訪れ、東日本大震災で館内に避難している被災者らに自転車１００台を寄贈した。同体育館に50台が常備されるほか、残り50台は宮城県内などの避難所に贈られる予定。

　藤田は昨年９月、日本女子プロ選手権でメジャー初制覇。今季開幕戦でも２日目まで首位に立ち、10位となった。コーチも務める父親が市出身であることから「かぬま特使」にも就任。震災後、佐藤信市長と相談し、自転車の寄贈を決めた。

　贈呈式で藤田は「自転車に乗って少しでも元気になってほしい。気分転換してもらえれば」とあいさつした。

【東日本大震災】