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福島原発:廃炉求める緊急要請書 地元団体など

 東京電力福島第1原発の事故を受け、地元福島県の反原発団体や個人でつくる「脱原発福島ネットワーク」などが4日、経済産業省原子力安全・保安院を訪れ、菅直人首相と海江田万里経産相あてに第1、第2原発全10基の廃炉を求める緊急要請書を提出した。

 同事故に関しては、東電の勝俣恒久会長が放射性物質漏れを起こした第1原発1~4号機の廃炉を明言した。しかし、要請書では「生命財産を奪われ、ふるさとを追われた福島県民の心痛を思うとき、原状回復と被害補償はもとより、福島原発すべての廃止と脱原子力へのエネルギー転換は必然」と求めた。

 要請書は同ネットとNPO法人「原子力資料情報室」(東京)が2日に呼びかけたところ、約280団体と1000人以上の個人が賛同者として名を連ねた。【足立旬子】

毎日新聞 2011年4月4日 11時24分(最終更新 4月4日 13時08分)

 

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