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クビになったらすぐすべきこと10ヶ条、ただし一日に一つまで!

2011.04.03 20:00 コメント数:[ 0 ]

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縁起でもないですが、あなたがもし今クビになったばかりだとしたら、きっとパニック状態でしょう。新しい仕事を探す必要はあるけれど、そうするには落ち着きを取り戻してクビになったという憂鬱感から抜け出さなければなりません。

投資家で本も出しているJames Altucher氏は、失業から起きるストレスに苦しんでいたり、自尊心の傷ついた人がすぐにすべき10個の事柄を紹介しています。

 

Altucher氏はある時、会社の社長に呼ばれ「君との契約は終了した、もう来なくていいよ」と通告されました。

「今とりかかっている仕事があるので、あと数日、それが終わるまで働いてもいいですか?」と尋ねたのですが、社長は「ダメだ、すぐに出て行ってくれ」と言いました。金髪で青い目、いかついアゴをした50代ぐらいのロバート・レッドフォード似の社長は、その後なんと笑顔を見せたのです。

Altucher氏の記憶はそこで途切れています。その社長のことは今でも大嫌いだそうです。彼は身も心もボロボロになりました。自分は世界一の敗者だとさえ感じたそうです。なぜ自分がクビになるのか理解できず、いい仕事をしていると思っていたのに、突然役に立たない人材となってしまいました。

実は彼にはこれ以外にも似たような経験があり、数えきれないほど何度もクビになっているのだそうです。こういった経験がある人は少なくないと思います。

Altucher氏は、そういったストレスから「この家を手放さなくてはいけなくなる。子供たちは転校を余儀なくされるだろう。たった3ヶ月暮らす分しか貯蓄がない...」と、悪い方悪い方へ考えてしまい、夜中の3時に呼吸が荒くなって目を覚ましたり、結局朝まで眠れないこともあったそうです。

アドバイスにも効果はなし。瞑想などできないし、エクササイズもしたくない。健康的な食事もできなければ、ひげを剃ったり入浴して身なりを整えることもできない。深呼吸さえもできない。お祈りも、スピリチュアルな本も読めない。それらは何の役にも立たない、状況は改善しないと思い込んでしまったようです。

しかし、そういった地獄のようなネガティブ思考の連鎖の中で、 Altucher氏が役に立ったアドバイスは次のようなものでした。

一日にすることはただ一つだけ。そして、翌日にはまた一つだけ、明後日にも一つだけ、と続けていくのです。自分のためになることをすれば、気分がいいですよね。それを毎日一つずつ達成する、それだけです。


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【前提として準備しておきたいこと】

睡眠は重要です。毎日8時間は眠るようにしましょうお酒も飲まない方がいいです。最新のニュースをチェックする必要はありません。


次に挙げていくのが、一日一つのタスクになりうるものです。

1. 長く会っていなかった人とランチの約束をする

誰でもいいので、少なくとも3年は会っていなかった人を選びましょう。新しい刺激を受けることができますよ。


2. アイディアを練る

あなたのお客さんになりそうな人を何人か見つけてください。そして、その一人一人について10個ずつ、どんなサービスを提供できるかアイディアを練ってください。こうすることによって、アイディアをひねり出す能力を活性化させていくのです。

実際にお客さんにあなたのアイディアを話してもいいし、それが不可能なら仮想のお客さんを作って考えてもいいです。ただ、実際に行動に移すのは翌日以降にしてください。一日一つ、ですから。


3. 感謝する

まず、過去10年の間に一緒に仕事をして、感謝の気持ちを表したい人をリストアップしてみてください。次に、その人たちにメールを書き、具体的にどんなことに感謝しているのかを伝えてください。彼らの近況に耳を傾けるのもお忘れなく。これはとても大切なことです。


4. 早起きする

早起きしたら、エクササイズしてシャワーを浴び、スーツを着て街を歩き回ってみてください。朝のさわやかな香りを感じると、不思議と自分が新しい一歩を踏み出したような気がしてくるはずです。たぶん、その感覚は間違っていないと思います。しかし、そこで今日はおしまい(あくまでも一日一つ)。美術館にでも行ってみてはいかがでしょうか? これほど自由な一日は、しばらく来ないかもしれません。


5. 節約する

支出のリストを作り、節約できそうなものを探し出してください。多ければ多いほどいいです。最悪のシナリオを考えて、どこまで削れるかを考えてください。それが終わったらおしまいです。今日はもうお昼寝でもしましょう。


6. ランチその2

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あなたと同じ業界・同じ職種で働く人を一人誘って、ランチしましょう。あらかじめアイディアを一つ用意しておいて、そのときに批評してもらいましょう。


7. 再会

元の会社で一緒だった人に声をかけてみましょう。10年ぐらい前に一緒だった人でもいいかもしれません。その人たちが考えていることを聞いて、コメントをしてみましょう。


8. 本を書く

とりあえず今日から3日間、本を執筆してみましょう。30ページぐらいは書けるかもしれません。例えば『100ポンド痩せるための100の方法』なんてどうでしょうか。書ければ、Amazonで自費出版できます。時代は変わって、「書籍化」への壁は低くなりました。今日は30ページの本のアイディアを練ってリスト化し、明日はその中から一本書き始めるといったことも可能です。

Altucher氏の友人は、会社をクビになって自己破産したのですが、本を書いて90日で10万ドル稼いだそうです。


9. 嫌なヤツにも感謝する

元の会社の人にいい気持ちは持っていないかもしれません。特に、あなたをクビにした上司のことは憎くもあるでしょう。しかし、考え方を変えれば会社だって生き残らないといけませんし、憎き上司も、その上の人から人員を削減するように言われて仕方なかったのかもしれません。

あなたがその人の立場だったら、同じことをしたかもしれないし、結局のところ、会社に残っている人とあなたとの差は、あまりないのかもしれません。そこで、そのような嫌なヤツの良いところをウンウン唸りながらでも書き出し、なぜそれがその人たちの長所となるのかも添えて、感謝のメールをしてみてください。


10. ブレインストーミングをする

いつもとは逆の方向、違った発想で行ってみてください。自分は一つの業界でしかやっていけないと思っていたけど、他の業界であればどこで働けそうか? あなたにはどんな可能性があるでしょうか? ほとんど妄想でもいいです。あれこれ考えてみて、少し広がって行きそうなアイディアが浮かんだところで、今日のところはおしまいです。

例えば、どんなブログが始められそうか、どんな写真が撮れそうか、どんなネット販売ができそうか、1時間ぐらいブレインストーミングしてみると、何か生まれてくるかもしれませんよ。


繰り返しますが、大切なことは「一日に一つだけ」ということ。突然職を失ったら焦ると思いますが、これを思い出せば落ち着いて次の方向を見つけられそうですね。


Photo by Nick Johnson.

James Altucher(原文/訳:山内純子)

 

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