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【プロ野球】

マー君&佑 夢のツーショット募金活動

2011年4月3日 紙面から

募金活動をする日本ハムの斎藤(右)と楽天の田中

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 被災地への2人の熱い思いが夢のツーショットを実現させた。夏の甲子園を沸かせ、プロでも相まみえる楽天の田中と日本ハムの斎藤(早大)が試合前に、外野スタンド下で募金箱を持ち、東日本大震災の被災者への義援金を募った。

 まずは、笑顔であいさつ。斎藤が「震災があってからどうだったの」と聞き、田中が「まだ仙台に1度も帰っていないよ」と答えた。高さ30センチ、幅20センチほどの募金箱を2人で持った。どちらからともなく「小さい募金箱を大きな俺たちが2人で持つのはおかしくねえ」と話すなど和気あいあいムード。北海道のファンは斎藤だけでなく、駒大苫小牧高出身で、本拠地・仙台市が被災した田中にも「頑張って」と次々に声をかけた。

 斎藤は、田中がファンの声援に手を振るのを見ると、照れながら負けじと手を挙げた。斎藤は「2人が協力して持っていると思ってくれればいい。(マー君は)北海道の人にも愛されているのを感じました」と“ライバル心”もちらり。田中は「2人がやることで注目されて支援の和が広がっていくならいい。引っ張って行くことができれば」と期待した。 (後藤慎一)

 

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