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【プロ野球】見せましょう野球の底力を 楽天・嶋スピーチに仙さん涙2011年4月3日 紙面から 楽天の選手会長・嶋が試合前にスピーチ。ベンチに戻った嶋に、星野監督が「ナイスプレー!」と声をかけた。 嶋は大災害を「今でも信じられません」と始めた。チームは兵庫県で被災を知り、横浜、名古屋、神戸など各地を転々として1カ月、仙台に戻っていない事情を説明し「今、スポーツの域を超えた野球の真価が問われています。見せましょう 野球の底力を」と呼びかけ「見せましょう」と何度も繰り返し、スタンドからも大拍手が沸き上がった。 日本ハムの梨田監督も「ジーンとくるものだったし、胸を打たれる素晴らしいスピーチだった」と感慨深げ。星野監督は「素晴らしかった。オレ弱いんだ。涙が出てきたよ。込み上げてきた…」と絶賛。「(嶋には)ああいう素晴らしいプレー、リード、バッティングをしてほしいね」と話した。 ◆嶋スピーチ全文◆あの大災害、本当にあった事なのか…、今でも信じられません…。 僕たちの本拠地であり、住んでいる仙台、東北が今回の地震、津波によって大きな被害を受けました…。 地震が起きた時、僕らは兵庫県で試合をしていました…。 家がある仙台にはもう1カ月も帰れず、横浜、名古屋、神戸、博多、そしてこの札幌など全国各地を転々としています。 先日、私達が神戸で募金活動をした時に、 「前は私たちが助けられたから、今度は私たちが助ける」 と声をかけてくださった方がいました。 今、日本中が東北をはじめとして、震災に遭われた方を応援し、みんなで支え合おうとしています。 地震が起きてから、眠れない夜を過ごしましたが、選手みんなで「自分達に何ができるか?」「自分達は何をすべきか?」を議論し、考え抜きました。 今、スポーツの域を超えた「野球の真価」が問われています。 見せましょう、野球の底力を。 見せましょう、野球選手の底力を。 見せましょう、野球ファンの底力を。 共に頑張ろう東北! 支え合おうニッポン! 僕たちも野球の底力を信じて、精いっぱいプレーします。 被災地のために、ご協力をお願い致します。 PR情報
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