2011年2月10日 12時14分 更新:2月10日 12時37分
日本の南を通過する低気圧の影響などで、日本列島の広い範囲で10日夜から12日にかけて、大雪になる恐れがある。気象庁は、東京23区など関東地方南部の平野部でも積雪があるとして、交通機関の乱れなどに注意を呼びかけている。
気象庁によると、10日夜に九州の南で低気圧が発生する見込みで、前線を伴って日本の南を東北東に進み、11日夜に関東地方の沿岸を通過すると予想される。この低気圧の接近に伴い、太平洋側でも広い範囲で雪が降り、山地を中心に大雪となる見込み。
関東甲信の11日正午までの24時間の予想降雪量は多い所で関東北部5センチ、関東南部10~20センチ、甲信5~10センチ。東京都内でも3~7センチと予想されており、積もる所がある見込み。その他の地域の11日午前6時までの24時間の予想降雪量はいずれも多い所で北海道40センチ▽東北、北陸30センチ、近畿、中国、四国、九州北部20センチ▽東海、九州南部5センチ。
また、11日夜にも山陰沖で低気圧が発生、南東に進んで関東地方に近づく見込みで、12日も大雪の恐れがあるという。【飯田和樹】