解決済みの質問
原子力発電所の事故として、もっとも有名なのは、チェルノブイリの事故だと思いま...
kiwamu7さん
原子力発電所の事故として、もっとも有名なのは、チェルノブイリの事故だと思います。
スリーマイル島の原子炉は加圧水型なので、チェルノブイリのような爆発は起こらないと思うのですが、いかがでしょうか。
また、日本の原子炉でも、チェルノブイリのような爆発は起こり得ないと思うのですが、いかがでしょうか。
- 補足
- チェルノブイリ原発は、減速材が黒鉛であり、自己制御性がなかったけれど、加圧水型の原子炉では、軽水が減速材と冷却材を兼ねているので、メルトダウンの危険性が、極めて低いように思っています。
機構上、水蒸気爆発の可能性についても教えていただけると、助かります。
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- 質問日時:
- 2010/1/17 17:31:17
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- 解決日時:
- 2010/1/21 22:43:20
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- 回答数:
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ベストアンサーに選ばれた回答
スリーマイル事故では、運転員が誤って緊急炉心冷却装置をとめてしまったため、炉心が空だきになり、、炉心溶融が発生し、燃料棒は溶け落ちて炉の底にたまっていました。
安全装置を解除したため、原子炉が暴走し、炉心溶融が起きた点でチェルノブイリと同じです。
後は水蒸気爆発が起きるかどうかだけです。
加圧水型の原子炉容器は丈夫だから、容器内で水蒸気爆発が起きても大丈夫と考えることもできますが。
(1)チェルノブイリ事故の爆発はTNT 火薬換算で500キロ程度。このレベルの水蒸気爆発に格納容器が耐えられるか?
(2)溶け落ちた炉心が格納容器の底を溶かして外部に出てくるまで事態が悪化したときは、意味がない。
>チェルノブイリのような爆発は起こり得ないと思うのですが、いかがでしょうか。
「起こりえない」と考えて対策を怠ることは事故誘発への第一歩です。
大きな事故ほど「起こりえない」「まさか」「想定外」の盲点を突いて発生します。
>加圧水型の原子炉では、軽水が減速材と冷却材を兼ねているので、
スリーマイル事故では、非常時の蒸気逃がし弁が開きっぱなしになり、冷却水が蒸気の形で失われました。
かつ、運転員が炉心が満水と誤認識し、水圧ポンプを止めてしまったため、冷却水が供給されずに、どんどん失われ、炉心の水位が下がって空だきになりました。
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- 編集日時:2010/1/17 19:11:13
- 回答日時:2010/1/17 17:55:32
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質問した人からのコメント
とっても勉強になりました。
ありがとうございました。