日本ユニセフ協会に質問書を出しました。
質問書
日本ユニセフ協会 殿
平成23年4月4日
川東 大了
先月に起きました東日本大震災で甚大な被害が発生し、その支援に日本ユニセフ協会も加わって頂き、国民の一人として感謝の念に堪えません。
その後、日本各地で被災地・被災者の支援の為の募金活動が活発に行われており、暖かい善意の募金が沢山集まっています。しかし、誠に残念な事に、その中には「募金詐欺」などの如何わしい組織や団体もあります。その為に、せっかくの暖かい善意の気持ちが全て被災地・被災者に届かないという悲しい事態も起きております。そのような売国的な行動を平然と行う連中がいる事は非常に残念な事です。
日本ユニセフ協会は、これまで多くの募金を集めて、ユニセフ(国際連合児童基金)へ届けています。そして、ユニセフの目的は「全ての子どもたちの権利が守られる世界を実現する」と宣言されています。
しかしながら、誠に残念でございますが、日本ユニセフ協会について、インターネットで検索して見ました所、ユニセフ(国際連合児童基金)の目的に反する活動をされていると説明されているサイトが多々ありまして、寄付をさせてもらう私達とっては、その真偽が大変、気になる所であります。
その中でも、毎日新聞社の英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」にて児童ポルノや少女買春等の促進・増長がなされていた事、ならびに日本人女性の品位を著しく貶め、それによって海外において日本人女性が性犯罪に巻き込まれる恐れを高め、更にはエクアドルでは在留邦人の生命に重大な危機まで与えている。
この大事件に関して日本ユニセフ協会が取られた対応にも疑問を感じざるを得ませんでした。
この毎日新聞社の複数の幹部が日本ユニセフ協会の役員(評議員)に名を連ねており、この件に関して平成20年7月22日付で赤松良子・日本ユニセフ協会会長が「謝罪文の要請」を行い、8月5日付で朝比奈豊・毎日新聞社代表取締役社長が「お詫び」を出したとの事で、このやり取りが貴社のHPにて公開されておりますが、これを持って日本ユニセフ協会としての「抗議」が終了している。と、言うのであれば、到底納得の行くものではありません。
毎日新聞社はこの「不適切」な記事について、間違った情報に対しての訂正が全くと言っていい程なされていないように見受けられます。
例えば「エクアドルで日本人が子供をハンティングしている」と言った記事の場合ですと、現地でこの情報を信じてしまった人が、日本人に対して憎悪や復讐といった感情が起きて、現地で暮らしている在留邦人の命が狙われかねない事態が未だに続いております。
メディアの責任として、誤った情報を発信した場合には、その情報を信じてしまった人間に対して、その情報が誤りである事を充分に周知させなければ、ならないと思います。
まして、この事件では日本の大手新聞社の1つである「毎日新聞社」の名前で配信された為に、この「不適切」な記事に対して信憑性を与えてしまった事は疑う余地がありません。
放送法第3条の2では
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は真実をまげないですること。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
となっております、当然、大手新聞社であれば、この法律に準ずるのは当然であります。
もう1つ、大きな疑問を抱かざるを得ないのは、日本ユニセフ協会が推奨する「闇の子供たち」に関してです。この内容はタイの実態とはかけ離れ「タイ人が幼い我が子を人身売買や売春、臓器の提供の為に売る」と言った内容で、タイ国の名誉を著しく毀損するフィクション作品であり、タイ国内で無許可で撮影された作品でもあります。又、日本人においても「自分の子供の為に他人の心臓を移植したい」と考える人間がいるとは到底考えられず、そのような「殺人行為」に手を染める医療従事者もいるとは到底考えられません。
にも関わらず、日本ユニセフ協会では「世界各地で実際に起っている「現実」を映し出しています」と紹介、貴協会北海道支部のHPの紹介文では「ドキュメンタリーではありませんが、内容的にはドキュメンタリーと同じで、誇張でも何でもありません」との表現を使われているようです。
財団法人は公益を目的とし、非営利の法人として税制上の優遇措置も受けているのに、このタイ国を貶めているフィクション映画を推奨する事に一体、どのような公益性があるのか、全く理解出来ません。
さて、そこで日本ユニセフ協会に質問があります。
1.毎日新聞社の「WaiWai」の事件への抗議は充分されましたか?もしくは充分されたと認識ですか?
2.同事件での「不適切」記事によって、未だに日本人女性が海外等で性犯罪に巻き込まれる危険性が高まっているとの認識はありますか?
3.同事件での「エクアドル」の記事によって、エクアドルの在留邦人が生命の危機に晒されている事について、どのような認識をお持ちですか?
4.同事件での「不適切」記事に鑑み、そのような事件を起こした毎日新聞社の幹部を多数、役員(評議員)に招いていた貴協会が「全ての子どもたちの権利が守られる世界を実現する」と主張されて信用してもらえる自信がおありですか?
5.毎日新聞社では平成20年6月27日に朝比奈豊を役員報酬10%(1ヶ月)長谷川篤を役員報酬20%(1ヶ月)を返上する処分にしてますが、それぞれ、2日前の同年6月25日に朝比奈が社長に、長谷川が取締役に昇進し、毎日新聞社は「より重い役職に就けることで、責任の重さを理解させるため」と表明されております。貴協会では、この処分に納得されてますか?
6.「5」の質問で「いいえ」の場合は、その理由を教えて下さい。
7.貴協会でも、処分の際に「昇格」をさせる事がありますか?
8.朝比奈の「お詫び」では、貴協会と「今後も緊密な連携を取らせて頂く」との旨が書かれていますが、ユニセフ(国際連合児童基金)や貴協会と緊密に連携を取る事に問題は無いとお考えですか?
9.「8」の質問で「いいえ」の場合は、その理由を教えて下さい。
10. 「闇の子供たち」はタイ国の実態とかけ離れているとの認識はありますか?
11. 同映画を推奨する事にどのような公益性があるとお考えですか?
12. 同映画を推奨する事でどのような非公益性があるとお考えですか?
13. 同映画がタイ国の名誉を毀損する内容であり、フィクションである作品に「現実」との紹介を与える行為は、貴協会がタイ国の名誉を毀損する行為であるとの認識はありますか?
14. 同映画がバンコク映画際で上映中止になった経緯をご存知ですか?もしも、ご存知であれば経緯をお聞かせ下さい
15. 同映画が「世界各地で実際に起っている「現実」を映し出しています」とする根拠を教えて下さい。
16. 同映画は「内容的にはドキュメンタリーと同じで、誇張でも何でもない」のでしょうか?
17. タイ国で、幼い我が子を臓器移植の為に人身売買するような親がいるとお考えですか?
18. 自分の子供の為に他人の子供の心臓移植を希望するような日本人がいるとお考えですか?
19. 「18」のような心臓移植に携わる医療従事者が日本にいるとお考えですか?
20. 貴協会は支那がチベット・東トルキスタン・南モンゴルで人権蹂躙・虐殺等を繰り広げ、多くの子供達が犠牲になっている事をご存知ですか?
21. 「20」の事について、何らかの「支援」を行った事はありますか?
22. 「21」の質問が「はい」の場合は、具体的にどのような事を行ったのか、教えて下さい。
23. 東トルキスタンでは、支那の核実験による被曝により、多くの奇形児や身体障害児がいてますが、ご存知ですか?
24. 貴協会が募金の中から「協定」に基づき20%程の額を差し引いて、ユニセフ(国際連合児童基金)に拠出している事実をどれほどの日本人が知っていると思いですか?
25. 「24」に関する、周知度の調査等をされた事はありますか?
26. 貴協会がユニセフ(国際連合児童基金)と別組織である事をどれほどの日本人が知っていると思いですか?
27. 「26」に関する、周知度の調査等をされた事はありますか?
ご多忙の中とは思いますが、
平成23年4月15日迄に回答をお願いします。
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