極右評論

　
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写真：被災地で黙祷する菅直人首相

在特会副会長への反論！

　言わせておけば何とやら…とはこのことだろう。

　さる４月２日、在特会（在日特権を許さない市民の会）のインターネット生中継「サタデー・ナイト・スペシャル」を視聴したが、私・有門大輔に対する悪口雑言があそこまで酷いとは思わなかった。
　せいぜいが話の端に出てくる程度ではないかと思っていたが、所々に社会観・国家観をめぐる私との諍いが話題に上ったものだ。

　「何だ、有門は結局（在特会放送を）見ているんじゃないか！」という声もあるだろうが、かつて自分が出演した放送は毎回ではないものの、興味を惹けば私どもの団体（ＮＰＯ外国人犯罪追放運動）メンバーのアカウントを拝借して皆で視聴させてもらっている。
　私は普段、ニコニコ動画というのをアカウントも有していないし視聴しないが、何と言っても今回はファンである在特会京都支部長・西村斉（ひとし）さんの話をお聴きしたかった。

　その対談者として出演されたのが同会副会長の岩橋未子女史。「オオヤマレンゲ」というハンドルネームでブログ『バカモヤスミヤスミイエ』を書かれている方で、排外主義・思想や運動をめぐる方向性の相違から私と私どものブログの支持者らが槍玉にあげられている渦中のブログである。
　名も無き匿名ブロガーならともかく、在特会副会長であることを公言される方のブログなら在特会の今後をも左右しかねないだけに、こちらからも色々と言及させて頂いた。

　同放送に出演した経験のある私が言うのも何だが、事務所や飲み屋において行なわれる対談の生中継というのはあまり好きなほうではない。
　この手の放送というのは黒田大輔氏の市民団体『日本を護る市民の会』においても顕著なようだが、喫煙ならまだしも飲酒という言わば私的な部分というのは、あまり不特定多数に見せるべきものではないと考えているからだ。

　対談の内容というのも酒が入ればどこか散漫になりがちで社会運動にあるべき緊張感というのが緩んでしまいかねない。

　放送中、西村斉さんの携帯電話番号が二度にわたって伝えられるなど、一瞬電話をかけようかとも思ったが、テレビでタレントが居酒屋談議に終始して視聴者を飽きさせてしまっているような放送ばかりが幅を利かせている中、タモリの『笑っていいとも』ではあるまいし、「じゃあ来週行ってもいいかな？」というような流れで生中継の閲覧者を沸かせるのも無粋であると思った。
　口論をネタにしたショーではあるまいし、「やあやあ噂をすればお出ましか」というノリもあまり好きではない。

　閲覧者から動画上に書き込まれた質問に対し、「在特会の方向性とは？」「大和魂とは？」という箇所に対して副会長である岩橋女史から明確な回答はなかった。

　在特会の方向性とはズバリ「在日特権を許さない」という団体名称を読んで字の如く、在日朝鮮人という特権的待遇の下に在留する異民族を許さないということであり、日本社会の各界各層にまで侵出したこの異民族を排し、日本人のみによる日本人のための民族国家社会を形成することにあるのではないか？

　その異民族を排するためにはいかなる手段も戦争も厭わない、誰が決めたのか日頃言われる日本人らしさなどといったものを全てかなぐり捨ててでも在日特権廃止への戦いを貫徹する−これが在特会が持つべき大和魂ではないのか？

　岩橋女史のコメント中、私・有門に対して「排外主義者なら仮面ライダーのショッカーになってみろ」だの「秘密結社でもつくってダンプカーで突っ込んでみろ」なる類のものがあったが、地下潜行だの暴力活動などは貴方がた在特会こそが内々で良いから皆で総括しろということを私は述べている。

　在日朝鮮人の浸透著しいところではカルト宗教のＳ学会が挙げられるが、このＳ学会こそは日本の政財官界からマスコミに至るまであらゆる層に信者を浸透させ、今でこそ傀儡政党は政権与党から転落しているが、国家権力から司法に至るまで日本で隠然たる影響力を持つに至っている。

　もし在特会が本気で在日朝鮮人社会と戦い、これを日本から駆逐しようとすればこのＳ学会と同等かそれ以上のチカラを持たなければ自らの理想・理念というのは実現し得ない。
　在日朝鮮人社会も然りＳ学会が今日の地位を築くまでに裏社会やら外国の諜報機関やらどれだけのアングラ・コネクションをつくってきたことか。現在の多くの日本の保守勢力・団体から学ぶべきことはないが、このＳ学会や在日朝鮮人社会から学ぶべき点は多々ある。

　後に警察権力まで自らのチカラで動かすに至ったＳ学会とて、一旦でも裏社会のチカラを利用すればトンでもない脅しと報復を受けたことが元暴力団組長の著書でも明らかにされている。自前のテロ部隊や地下組織くらい持っておかないと、手っ取り早く「外部発注」なんてやっていたら莫大なカネがかかるばかりか後でエライ目に遭うゾ。

　岩橋女史の言う保守主義では最終的な敵は米国が創り出した戦後的な価値観であるのかも知れないが、その戦後的価値観の中で平然と居座ってきたのが朝鮮カルトであり、目下の敵は米国が野放しにした在日朝鮮人という不法入国者とその子孫によって形成される在日特権であり、不法者集団が移民社会の如く扱われている異常性こそ戦後的価値観の最たるものだ。
　敵は戦後というカルトであって、その戦後カルトの排除を目指す以上は自らも排外主義というある種のカルトでなければ太刀打ちは出来まい。

　保守と言うのか何と言うのか知らないが、自らは高みにのぼったつもりで「排外主義者なら何々をやってみろ」と憎まれ口を叩いている場合ではない。

　その岩橋女史、ブログでも生中継でも私との諍いにおいて「自らの勝利」を高らかに宣言しているが、かつての「阿Ｑ精神」ここに極まったという感である。
　阿Ｑ（あきゅう）とはかつて支那の作家・魯迅（ろじん）が『阿Ｑ正伝』にて支那人の一般的な姿として描いた作中の人物であるが、阿Ｑは「精神勝利法」というのを身に付けており、職を解雇されようが喧嘩に負けようが結果を自身にとって都合の良いようにすり替え、「自分の勝ちだ」という思考の持ち主だった。

阿Ｑ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BFQ%E6%AD%A3%E4%BC%9D

　最貧困の最下層であるにも関わらず、プライドだけは人一倍高い阿Ｑの姿とは現在の日本の保守派に通ずるものではないか。
　支那（中国）・朝鮮を見下してはいるが、どんなに最新鋭の兵器・装備を誇る日本とて受けた攻撃に対して反撃する気概さえなくては奪われた領土も取り返せないし、軍事的挑発による侵略行為は止む気配さえない。

　岩橋女史に対しては「アンタ、在日朝鮮人との戦いでも同じように勝利宣言だけやって美酒に酔い痴れるつもりなのか？」と言いたくなる。
　旧ソ連の崩壊によって敗れ去ったはずの左翼が福島瑞穂や辻元清美に象徴されるように現政権で体制側として位置している。どんなに保守主義だかが素晴らしくて優れているのか知らないが、論争や理論の上では殲滅させられたはずの左翼勢力こそが勝者として政権政党に君臨しているではないか。

　在特サタデーナイト放送で愛知県内のブラジル人問題が話題になった時、「日本の伝統・文化に沿う」だの善良な外国人は良くて「悪い外国人のみを追い出す」旨を述べていたが、そのような一見は正論のようでヤワな論が在日朝鮮人・在日特権を未だにのさばらせている。

　重犯罪の前科があり暴力団幹部に位置する在日朝鮮人は追い出すという考えかも知れないが、そうした在日朝鮮人にも「善良」とされる家族・親族があるわけで、離散家族をつくるような強制送還に日本が踏み切れるはずはない。
　従って日本が嫌いだとか、反日的な政治活動を行なう在日朝鮮人を追い出したいとするならば、それらを周辺で支える在日社会そのものを一斉排除するくらいの排外主義にまで持っていくしかない（それでも一人残らず排除するのはいかにヒトラー・ナチスと言えども不可能で、排外主義にまで持っていくことで悪しき在日のみを排除することが可能になるのである）。

　だいたいが在日マネーの多くを生み出しているパチンコ産業などはどれほど政治権力や警察、マスコミからの庇護を受けた「善良な在日」であることか。どれだけの日本人が自らを蝕むパチンコに親しみを覚えるほど中毒に冒されているのか。
　そういう日本の戦後社会の常識を覆して在日特権を廃止しようかという者が小手先だけの追放を述べていてはいけないし、まして在特会の本部執行役員ともあろう者がつまらぬ勝ち負けに拘るあまりミスリードをしてはいけない。

　私は他愛もない口論やネット上における罵倒合戦での勝ち負けには何ら拘っていないし、左翼や在日社会のように勝者であろうが敗者であろうが、「最後まで生き延びて栄えている者ら」にこそ学ぶべきだと思っている。

　岩橋女史は私のことを「日本国憲法で育てられた甘ったれのお坊ちゃん」と形容したようだが、今日の保守派のように阿Ｑよろしく精神勝利法に基づいて自らを勝者・高みに位置づけ、歴史だの伝統だの履き違えた優越感に酔い痴れているような「日本国憲法に殺された者」にだけはなりたくない。

　思い起こせば私がこのブログで書いた「思想的には右派だが、人格的には左派」なる表現が岩橋女史にとっては自らに向けられた人格攻撃と受け取ったようだ。しかし、それに該当する者は他にいくらでも存在するという意味で記したもので、私としては一個人を揶揄する意思・意図はまったくなかったのだが、撃った弾はもう戻らないし、今さら弁明するつもりはない。

　私のことを「左翼じゃないか」「左翼だ」「左翼に違いない」とあちらのブログで罵っているようだが、ひたすら相手を罵倒することに終始し、言葉の端々を捉えては針小棒大に触れ回って嘲笑するのは左翼やカルト宗教信者に見られる手口である。さらに言うと自ら「人格攻撃を受けた」と被害者ぶる辺りも。

　それにしてもかつては左翼勢力内部で「お前らは右翼だ！」「何を！　貴様らこそファシストだ！」と罵り合っては壮絶な内ゲバを繰り広げたものだが、私どもＮＰＯ外追の役員（当時、後に除名）が『主権回復を目指す会』の西村修平代表を「毛沢東主義者」「共産主義者」として攻撃したのと同様にわが陣営でも「左翼」が互いを罵る表現として使われるようになるなど、ようやく「この域」には達することが出来たのである。

　結局、保守主義なる権威に拘るあまり「左翼」「左派」なる表現に逐一過敏に反応しては、他者をひたすら左翼であるとして攻撃することに躍起とならざるを得ないと思うのだが、このような中傷合戦に心血を注ぐつもりは毛頭ない。

　さる３月１１日、東北から北関東を襲った大地震・津波の被災者に対して在日系パチンコ産業からも義援金と物資が届けられたと聞く。

　被災地の人々にとっては在日特権の廃止を求める運動よりも、全てを失った自身に金銭的・物理的な支援を施してくれる外国人のほうが有り難いのである。　
　しかし、例えるならば今の日本社会は在日朝鮮人から１００万円をもらって一方では１千万円をむしり取られている、１千万円をもらえば一方で１億円、１億円もえらば１０億をむしり取られているようなものだ。
　在日パチンコ産業が拠出したその義援金とて本来なら日本人の手から出されていて然るべきものである。

　そういった在日問題の実像を日本社会全般に伝えるべき時に、私としては下らぬ諍いに時間を割いている暇はもうない。

　岩橋女史は私どもの言っていることに納得がいかないようだが、私は納得しているよ。
　貴方がたのような保守を極右や排外主義者にしないために「保守主義」だの「伝統文化」だのという枷鎖（かさ）があるようなもので、外国・敵勢力の策略と言うべきか、それにまんまと嵌められた人がゴマンといるのだから。


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