人気ジャーナリストの池上彰氏(60)が、3月いっぱいで全レギュラー番組を降板し、テレビから“引退”することが6日、分かった。
NHKの記者、キャスターとして活躍後、05年にフリーに転身した池上氏は、高視聴率番組のテレビ朝日系「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」(水曜後8・0)や金曜不定期出演の日本テレビ系「ズームイン!! SUPER」(前5・20)など、ラジオを含め4本のレギュラーを抱え、数多くの特番にも出演する超売れっ子。
分かりやすい解説で人気を集め、「そうだったのか−」の決めセリフ「いい質問ですねぇ」は昨年の流行語大賞トップ10入りを果たした。テレ朝では、大みそかのゴールデンに同番組の特番で挑んだほどだ。
“テレビ引退”の理由について、関係者は「池上さんは、ジャーナリストの本分に戻って執筆業に専念したいと話しているそうです」と明かし、テレ朝も「ご本人から番組の出演に関して相談があり、現在話し合っています」と水面下の動きを暗に認めた。
ただ、完全な引退ではなく、特番などには出演する意向を示しているという。