2005年09月29日

24日(土)25日(日)

 ひさびさに雑近況でも書きますかねえ。ついでに背中でもかいてくれると助かるんだがねえ。ほら、そこの背後霊。アンタだよアンタ。たまには宿主にご奉仕ぐらいしたってバチゃー当たらないんじゃないのかい。まったく。役に立たないオバケ様だね、ああもう。おばちゃんそんなオバケは知らないよ。よそのウチの子になっちまいな。ぷんぷん。

 ……さておき。妄想ショートコント劇場はこれぐらいにして。

   *

 24日(土)は『言葉ズーカ』でした。スタッフとして参加してました。当初は受付スタッフだったのですが、加久さんが早めに来てくれたので受付は加久さんにバトンタッチして、私は……何してたんだっけ。雑用係というか連絡係というか、そんな立場でした……かな。疲れはしなかったけど、始終こまごまと不安はありましたね。
『涅槃』さんは、今まで行ったことのない雰囲気のお店でした。『clubBL』さんに近い気もするけど、むしろ(二年前だったかな? ちょりさんや踏切つやこさんらが出られた)某クラブ(名前は失念)に似た感じました。いや、クラブって滅多に行ったことないしわからんけど。

 スタッフでしたが、客席の端からイベント全体を見ることができました。とても面白かったです。第一部のオープンマイクはぐだぐだなムードで先が危ぶまれましたが、第二部からは『こりゃすげえ人ばっかり集めたなぁ』『お会いする機会がなかった方々だけど、いらしたんだなあ、すごい人は』と思いました。当日知ったことですが、この日の出演者は数年前の『詩のボクシング愛知県大会』に参加していた方が中心でした。

 演歌歌手の仙藤誠さんは、見るまでは『私は演歌って苦手だからなァ……』と身構えていたのですが、実際はとてもよかった。詩も歌も、語りかけるように歌う。姿勢や表情が崩れない。気持ちの込め方や客観性を計算し尽くしてる。どう立ってどういう顔でやれば、聞く人が理解しやすいか、わかっている。そしてそれを実際にやれている。アドリブやサービスも含められる。うまい。さすがだ。すみません、わたし演歌をなめとりました。演歌歌手ってすごい。
 ご当地ネタ(ってこの表現はアレですけど)の曲『愛しのセントレア』など数曲を歌わはりました。感情がこもってて見せ方が渋く巧くて、かと思うと歌詞が途中で英語になったり。面白かったです。さすがだった。
 ご本人のお話や人柄そのものも魅力的でした。ほがらかに、よく話される方だった。何歳なのかわからないけど、すごく活き活きツヤツヤした印象でした。

 管弦楽団(?)『俵町権左衛門一家』の演奏、ボーカルの『俵町かんたろう』の朗読はこれまたよかった。有無を言わさぬ怒涛の演奏に、どっかトボけた日常的な詞。それでいてダンディな男気も。ううむ、うまく言えませんが、こちらもエネルギーの塊といった印象でした。
 会場は縦に長くて、後ろの方の席だと演者は遠く見えるのですが、でも、遠く感じない。近く、生々しく感じる。肉厚を持った生身の人がいる、と見える。……うーん。やっぱりうまく言えないな。
 非常にたくましい、人間味のある、陽気な、かつタフな、衰えを知らない……そんな印象の方達でした。楽しんで活発に日々を生きてるように見えました。すごかった。これは見るべきだ。かんたろうさんは次回(2005-11-12(土))にも出演予定なので、ぜひ見てもらいたいなあ。

 開演が遅れたとか、反省点の多いイベントではあったのですけれど。すごく面白いイベントであったとも思います。出演者の方々のパワーに助けられた印象です。もろもろの点は、出演者の方が実力とパワーでふっ飛ばしてくれた、ような。ある意味どちゃらけでもあったと思いますが、活き活きした人がヤアヤア放射してた、はじけた会でありました。……みなさんお疲れさまでした。ありがとう。

 第2回2005-11-12(土)は、女性中心の出演者でラインナップが組まれます。第一回とはまた雰囲気がガラッと変わるのかも知れず、変わらず怒涛の一夜になるのかも知れず、わかりません。予測できません。……それが企画者ISAMUさんの持ち味でもあり、ハラハラしちゃうところでもあるようです。いずれにせよ、東海で今までになかった毛色の詩イベントでした。

   *

 24日(土)『言葉ズーカ』が終わって、しばらく『涅槃』でレモンさん・林本さん・宮島さん・ISAMUさんと飲んで話して。11時前においとまして、名古屋の知人の宅で一泊させてもらって。
 25日(日)、目が覚めたら、カゼひいてました。ちと鼻水が出るぐらいのものだったので気にせず、テレビをつけて『所さんの目がテン!』とか見ました。『遠くへ行きたい』では「ささきいさお」が呉市の海上自衛隊とか訪ね歩いてました。『なんかいつもの「遠くへ行きたい」と違うなー』と思いながら見てました。艦船の中の迎賓室でカレー食べてましたよ、いさお。なんかシュールだったな。

 その後、八時過ぎに知人宅を出て。コンビニで朝食を買って、公園で食べて。カゼはどんどん悪化して来て、鼻水が止まらなくなって。リュックから上着を出してジッパーを首まで上げて着込んで。
 この日は八丈島に来ていた台風のせいか、風が強く、日陰は寒かったです。でも動きたくないからじっとしてました。
 ときどき砂ぼこりが風にあおられ、砂のスモークで木漏れ日の斜線がファーッと映ったりして綺麗ではあったのですが、こちとらカゼなのでそんなもんめでてる余裕なんざありゃしませんてあーた。ちょっとはめでましたけど。『ああ、綺麗だな……天国行きって感じだな』。どんな感じだそれは。
 その後、日なたに移動して体温を上げたらちょっと鼻水が収まり。でも風が吹くとまた鼻水が出て。そうやって公園で計2時間ほどボケボケしていたら図書館が開き。入って「人の少ない・風の当たらない・日は当たる」場所で横になってたら警備員が来て「寝てもいいけど横にはなるな」と軽く叱られ。やむなく体を起こし。トイレに入ってトイレットペーパーを鼻紙として2メートルくらい奪取し。また日光浴をし。飽き。

 鼻をハンカチで押さえながら電車で移動して、途中の売店でポケットティッシュを購入して、ネットカフェに入店。念のためPCにオンラインスキャンをかけて。スキャンが終わるまでTVで『NHKのど自慢』を見て。今週の優勝者が「キャー」って涙ぐんでいて。私の意識は朦朧とし。
 しかしここでひとつ発見『ああ……ネットカフェの個室だと他人を気にしなくて済むからラクだなあ。鼻水たれてても何の問題も無い』。しかし(いま気づいたのですが)これってほとんど廃人寸前の思想じゃあないか。

   *

 その後、14時半までネットカフェで休んでから、熱田のオープンマイク『続・ぽえ茶』に行きました。病人がご迷惑おかけしました。アイスコーヒーのパンセットを頼んだら、マヨベーコンパンとよもぎパンが出てきました。おいしく頂き昼下がりの小腹も埋まったところに、時間差でメロンパンも出てきました。パンじゃ。パン道楽じゃ。想定外じゃ。
 メロンパンはとてもおいしかったです。外は乾いて、中はしっとりふわふわ。体調が良ければ、なおおいしかっただろうな。

 オープンマイクでは、古村てっちゃんが「最近、詩が書けなくて」と言いつつ、お題をもらって即興で2作もその場で書き上げ読んでました。『サボテン』『人間椅子』というお題から「組み体操」のシチュエーションを思いつくなんざ、なかなかやりよるなァ、俺には思いつかんなァ、とひそかに感動したのですが伝え忘れました。

 ところで、私は先日『めろめろ』あるコラムを書いたのですが、林本さんがそのコラムに登場する「地下都市の絵」を見たいと言われたので。この日、私はその絵を持ってきてました。
 絵を見たみなさんの評価は「かわいい」でした。意外でした。かわいいかな。私には不気味に見えるんだけどなあ。こそばゆかったです。

 私は体調が悪化もせず好転もせず、もう行くところまで行ってる感じだったので。二次会には参加せず、オープンマイク終了の時点でお先に失礼しました。電車の車内でウトウトし、鼻水をぬぐいながら自転車をこぎ、自宅に到着するや、ばたきゅー。寝ました。

   *

 そういえば。25日(日)の朝、知人宅で目覚めた時。おなかがすいてて、見るとテーブルの上に賞味期限を二日過ぎたアップルパイが二個、残ってて。『おお。これ幸い』。知人はまだ起きていなかったので、私はこっそり一個いただいたのでした。
 もしかしたらあのアップルパイが体調悪化を加速させていたのかもしれません。……知人よ。もしこれを見ていたら忠告しておきます。あのアップルパイは胃腸に自信がない限り捨てなさい。「何をぉ。カゼは若原光彦のせいじゃろがい、パイのせいちゃうじゃらぅ」そう思うなら食べなさい。ただしどうなっても俺は知らぬ。知らぬ存ぜぬ。むしろ食べてちょっと苦しんでみれ。ほれ。たまにはいいもんだぞカゼも。保障はせぬが。

 と、これを書いている今もまだ腹具合がおかしいんですが。おかしいことは良いことです。おかしい時は笑いましょう『あーッはっはっはっはっはッ!!!』……笑いごっちゃない。
 とりあえず鼻水は止まったので日常生活に支障はありません。24日(土)に名古屋へ向かう際、狭い道で前方から来た自動車を避わそうとして路肩に寄ったら民家の塀に接触、ちょっと足をひねったのですが。今はそれも治っています。

 なんというか……受難の二日間でした。この程度は難のうちに入らんか。いや、難の大小に関わらず、難は難です。ナンはナンです。パンはパンです。ご飯には味噌汁です。パンにはやっぱりネオソフトです。
 ……。
 わかんなきゃぁわかんなくていいのよ、最後のは。お気にめさるな、お若ぇの。

   *

 どうでもいいですが「ばたきゅー」ってなんかかわいい。ばたきゅー。ばたきゅー。キリンの鳴き声に指定したい。……ちょっと怖い気もするな、それは。
posted by 若原光彦 at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(1) | 超駄文

2005年09月20日

これまでの活動&2005-10-22(土)までの活動予定

 若原光彦の活動予定&活動記録です。最近(個人サイトのヘッドラインは更新してましたが、Blogには)まとめていなかったので、ちょっと量が多いです。
 ……って、前回を書いたのが2004年12月18日か! こりゃ相当さぼったなあ……。フライヤーなどは全部残してあるんですが、自分自身の記録はまとめてなかったもんですから。多くのデータを喪失してしまってる。
 とりあえず、憶えているものだけ書きます。関係者の方々、漏れがあったらすみません。

「■」が主催・出演・スタッフ参加のもの、「●」が一般参加・観覧のものです──

▼これまでの予定(リンクは当『rayboy-blog』内の関連記事へ張ってあります)

●12-31(金):『TOKUZO大忘年会』名古屋千種「TOKUZO」
■01-12(水)『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
●01-15(土)『クリアポイント』名古屋千種「TOKUZO」
■02-09(水)『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
●02-11(金祝)12(土)『鉄腕ポエム vol.6』大阪「cocoroom」
●02-20(日):『IMPROVISATION WORKSHOP』名古屋鶴舞「KD・Japon」
■03-04(金):『レモン企画』出演。名古屋東山「clubBL」
■03-09(水)『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
■03-12(土):出演。『鳥-Bird- in K・D Japon』名古屋鶴舞「KD・Japon」
■03-27(日):『ぽえ茶(終)』名古屋熱田「神宮茶屋」
●04-10(日):『紙の劇場 あめつち』三重亀山「月の庭」
■04-13(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
●04-20(水):『詩の夕べ』名古屋千種「空色曲玉」
■04-22(金):『tamatogi』名古屋鶴舞「KD・Japon」
●04-23(土):『紅梅湯オープンマイク』三重県津市「紅梅湯」
■05-11(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
■05-15(土):『愛知詩人会議朗読会』第一部司会。愛知県刈谷市「刈谷市民会館」
■05-29(日):『公園の中心で愛を叫ぶ』出演。愛知県知立市「新地公園」
■06-04(金):『血の朗読』東京北区王子「PIT北/区域」出演
■06-09(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
●06-15(水):『詩の夕べ』名古屋千種「空色曲玉」
●06-25(土):『イリュージョン』名古屋高岳「日本陶磁器センター」
●06-26(日):『続・ぽえ茶(初)』名古屋熱田「CofeeToshi」
■07-02(土)03(日):『ぷれあい』スタッフ。名古屋鶴舞「KD・Japon」
■07-13(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
●07-20(水):『詩の夕べ』名古屋千種「空色曲玉」参加(四行詩お題「告白」)
●07-23(土):『かっぱかっぱらったかい』愛知県武豊町「ゆめたろうプラザ」
●07-31(日):『続・ぽえ茶』名古屋熱田「CofeeToshi」
■08-10(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
■08-13(土):『Bird-なづさふなつことのは-』名古屋鶴舞「KD・Japon」スタッフ
●08-28(日):『金子みすゞ展』名古屋「JRタカシマヤ」
●08-28(日):『VOX』名古屋高岳「陶磁器会館」
■09-04(日):『UPJ3』東京上野「水上野外音楽堂」出演・スタッフ補助
■09-14(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」

▼これからの予定

■毎月1〜2回:『WEB同人詩誌めろめろ』作品掲載。同人。
■毎週(火):『短歌ヴァーサスWEB』コラム掲載
●09-21(水):『詩の夕べ』名古屋千種「空色曲玉」
●09-25(日):『続・ぽえ茶』名古屋熱田「CofeeToshi」。主催「林本ひろみ」
■09-24(土):『コトバズーカVol.1』スタッフ。名古屋千種「涅槃」。主催「ISAMU」
■10-12(水):『詩のあるからだ』主催。名古屋八事「POPCORN」
■10-22(土):『Bird4(仮名)』出演。名古屋鶴舞「KD・Japon」。主催「水尾佳樹」

──つ、疲れたッ。やはりため込むものではないと悟りました。って「最近知った言葉」シリーズも相当たまってるんですが。いま。最近読んだ本もレビューせずにたまってるし、まだ読んでない本も積まれてます。

 ……。「今日は何を食べた」といったことを事こまかく日記に書くひともいるそうですけれど。考えられないな……。メモなら手軽にバシバシ取れるけど、日記とメモは違うから。そりゃ、若原にしか解読できないようなメモでいい、ってんなら毎日だって更新できますけど。……。それも面白いかな。やりませんけど。恥ずかしいから。

   *

 それにしても、これからはマメに記録を残すようにしないとなあ……。
 2月ごろ、自分の活動履歴をまとめたページを作ろうとしてました。ネット露出してから以降のほとんどの活動をまとめたページ。『読んだ人に「なるほど、若原さんってこういう地帯で活動してた人なのか」とわかってもらえればいいな』と思って。
 しかし、作業を開始して三日後。くたばりました。記録がない。資料がない。記憶もバラバラ。順序も日づけも、ましてや曜日など憶えちゃいない。
 一年前か二年前かで悩んだデータもありました。……一年前と二年前ではえらい違いなのに。どうすんだアンタぁ! というわけで、ザ焼酎です(もとい、座礁中です。面白いので残します)。

   *

 ふう。まとめてみると、けっこう動いてるんですね、私。レモンさんのBlogを読むと『ああ、俺なんて何もしていないに等しい……』と思うのですけれど。サークルやネットで詩を出してた頃からすると、考えられないほど多くの場所に乗りこんでいってる。
 感慨にふけってるヒマは、ないんですけどね。ただ、これからオフラインに出てくる人にもこうした効果が働くといいな、といつも思ってます。リーディングという表現自体に好き嫌いはあっても、その場や人々から楽しんで世界を広げていってほしいな、って。
posted by 若原光彦 at 20:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 若原光彦 活動予定

2005年09月16日

9月『詩のあるからだ』反省

 書こうか書くまいか悩んだのですが、やはり書いておきます。

   *

 昨日(9月14日)の『詩のあるからだ』、みなさんありがとうございました。

 今回、自分は「よみくらべスラム」で『正直がっかりしている』『この詞はもっと激しいものだと思う』といったことを言いました。

 そんなことを言った理由のひとつには、私にあの詞に対してそれなりの思い入れがあったからです。会の中でも少し話しましたが、某インタビュー番組を見てあのバンドに引かれ、『UPJ3』に出かける前に歌詞をネットで検索し、印刷して読みました。レビュー・評論的なことはここでは避けますが、とにかく私の中に私なりの「読み方」や「像」がしっかり出来上がっていた訳です。
 だから自分の価値観にあわない朗読を、非難してしまったのでしょう。

 また、オープンマイクというイベントに対する悩みも原因のひとつです。
 少し話がズレますが、オープンマイクはリーディングの鍛錬の場でもあり、趣味の集まりのうたげでもあり、一般客が詩に触れる開かれた場でもあります。
『詩のあるからだ』は開始半年以上になりますが、どの性質にもあまり進展がありません。趣味の集まりとして「めちゃくちゃ楽しい場」という訳でもないし、一般の人々が「いいもの見ちゃった」「面白いのがあるから行ってみない?」と思うこともない。何より、オープンマイクやスラムで「それぞれの向上や意外性」が見られない。ただの惰性的な集まりになっているのではないか。ここ二回ほど、自分にそんな不安や迷いがありました。
 オープンマイクは誰でも参加できる、比較的に敷居が低いイベントですが、そんなイベント形式でも、本気の挑戦者が見たかったんです。スラムも、ただのゲームとして技術的に遊ぶのではなく、本気で詩を読み込んだ朗読が見たかったんです。自分に出来もしないことを、突然ひとに求めてしまった。

 もうひとつ。先週『UPJ3』に行き、数日後には飛騨へ親類の葬儀に行っていました(この件は詳しくは書きません)。
 うまく言えませんが……。死や残された者の悲しみといった超シリアスな状況から日常に帰還し、ここ数日、私は日常のヌルさや感覚の鈍さに罪悪感というか……気持ち悪さを感じていました。前項にも通じるのですが、私はこの日、愛やひたむきさといったことを生々しく感じさせて欲しかったんです。

   *

 簡単にまとめれば、私の心が狭く不自由になっていたということです。八つ当たりも甚だしい。反省しています。

 オープンマイクの参加理由や目的はそれぞれにあり、主催の側で枠をはめることはできません。好みや志向の違う人を非難することも、発展的でない。それぞれの考え方がそれぞれに伸びたり達成されたりすることに意味がある。主催だからといって押し付けをしていいわけじゃない。
『詩のあるからだ』では、毎回、常連さんたちにすごく助けられていると感じています。本当に感謝しています。なのに今回、みなさんに若原の考えを押し付けてしまった。オープンマイクの自由さや温かみを主催みずから壊してしまった。反省しています。

 オープンマイクの役割や『詩のあるからだ』の方向性については、まだ明確な答が出せていません。ただ今回『「基本的に楽しく」ありたい、それを最優先事項にしよう』と思いました。

   *

 上記は「謝罪や反省」というより「分析・説明・言い訳・弁解」のようなものになってしまったかもしれません。ただ、帰り道になって「自分の何が問題だったのか」考えがまとまってきたので、書きました。

「自戒」という意味が強いのかもしれません。

 とりあえず、楽しい会を目指したいです。
posted by 若原光彦 at 00:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | リーディング

2005年09月02日

新しく同じ靴

 現在2005年9月2日、朝四時半。眠れなくて(というか、一時間ウトウトしただけで目がさめてしまって)PCを立ち上げました。煙草をくわえたままヘッドホンをしようとしたら、煙草の先がヘッドホンを直撃。樹脂の部分がちょっと焦げました。な゛ーッ! まあ、使用には問題ないんですけど。つうか、そもそももう二年近く使ってるヘッドホンなので、あちこちボロボロになってるんですけど。
 ヘッドホンとかMP3プレーヤーとかビデオデッキとか、そうしたものはほとんど買い換えない人です。買い換える金がもったいない、というのもありますが、一度気に入ってしまうとなかなか他のものに乗り換えようとしないんです。ビデオデッキなんて、再生するとノイズが入るんですけど「叩けば直る」のでまだ使ってます。たぶん完全に壊れるまで使い続けるんだろうな。

   *

 そういえば靴もここ5年以上、同じものを履いています。名古屋で私とお会いした人は見たことあると思いますが(でも記憶に残ってないと思いますが)黒色の、スウェードみたいな質感の靴です(発売元『青木安全靴製造株式会社』のサイトで同じデザインのものを探してみたのですが、ありませんでした。現在は製造されていないのかもしれません)。
 マジックテープ式なのですが安全靴で、デザインもシンプルで、どんな服装にも合って。気に入っているので夏でも冬でもずっと履いていました。
 ですが、先日『なんか最近、15分歩いただけでも脚が痛くなるな』と気づき、『靴が悪いのかな』と靴裏を確かめてみたところ。……左足の裏だけ、右足より5ミリほど多く擦り切れていました。もともと安全靴なので靴裏に一センチ程度の凹凸があるのですが、左足だけその凹凸が無くなっている。ほとんど真っ平らになっている。……こんなに履いたのか、私は。どうして左足だけ多く削れているんだ。歩き方が悪いのか。

 いずれにせよ、これじゃ疲れるわけだ……と、新しく、現在も同じ靴を履いています。って、なんか言葉に矛盾があるようですが矛盾してないです。実は、あまりに気に入っているので同じサイズの同じ靴を、同じ店でもう1個買ってたんです。で、その買い置きの方をおろして、最近は履いています。靴を履き替えて、履き替えていない。
 おろしたてなので皮がまだ硬く、どうも「足首をがっちり固定されてる」感じがしますが、そのぶん立ったときに「すくっ」とします。靴裏がまだ削れてなくて、平行だからかな。しっかり地に足をつけて立っているという実感がある。気がひきしまる。勇気がわく。

 あした3日、家を出て東京上野の『UPJ3』に向かいますが、その際もこの新しくて新しくない靴を履いていきます。うん、なんだか緊張感があってキリッとすると共に、自分なりに自分らしくやれそうな気もします。

   *

 ふと思ったのですが、また数年後、この靴の靴裏が擦り切れたらどうしましょう。もうこの品は見つからなさそうだし。もっといい靴を見つけて、それを好きになってるのかな。和服を着て下駄なんか履いちゃってたりするのかな。ふかふかで驚くほど軽いバッシューでも履いているのかな。……まあ、その時になってみないとわからないですね。今の靴を死ぬまで履き続けたい気もするんだけどな。

   *

 ちなみに、余談ですが私の靴のサイズは25.0cm〜25.5cmです。以前、人とボーリングに行ったとき、場内用シューズを選んでいてその方から「足、小さいんですね」と言われたことがありました。身長166cmで靴25.0cmって、小さいほうなのかな。どうなんだろう。和田アキ子が27.0cmって話だから、小さいといえば小さいのかもしれない。……和田さんとくらべたらいかんか(笑)。

 あ。出来心で検索してみたら、ちゃんと情報がありました。

★靴とバッグの情報サイト/シューズ・バッグ探偵局
http://www.shoebag.jp/
靴のサイズ調査1
http://www.shoebag.jp/s-size/s-size.html
靴のサイズ調査2
http://www.shoebag.jp/shoesize2/shoesize2.html

 ほー……。たしかに男性で25.0cmは小さめで少数派らしいスねえ。……いや「だからなんだ」っていまふと思いましたけど。たしかに足の小ささなんて自慢にもならなきゃ、人格形成にも関係ないですけど。しかも25.0cmって大きいのか小さいのか微妙なトコですけど。気にしない、気にしない。大自然のすることにいちいち意味やら因果関係やら見つけちゃいかんのです。なんだそりゃ。
 ……。とちゅうまで「いい話」っぽかったのに、なんでこんな話になってしまったんだろ。いつものことですか。そのようです。
posted by 若原光彦 at 06:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況