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【大相撲】

引退勧告力士ら戸惑い隠せず 八百長処分から一夜明け

2011年4月3日 紙面から

 八百長問題で関与を認定された23人に日本相撲協会理事会が処分を決めてから一夜明けた2日、「引退勧告」「退職勧告」を通告された20人のうち、力士16人と谷川親方(元小結海鵬)の17人が、東京都内のモンゴル料理店で会合を開いた。訴訟については回避の方向で話が進められたとみられる。また、名誉を守るため、勧告の期限となっている5日までに、意見を聞いてもらう「会見」を設定したらどうかという意見も出たという。

 通告から一夜明け、力士たちはさまざまな反応を示した。引退届を提出しなければ解雇などあらためて重い処分が下されるが、十両の安壮富士は「出さないよ。相撲をやめるつもりはないから。不満を通り越している。紙切れ一つで人生が終わってしまう。受け止められない」と怒りを口にした。

 冷静さを取り戻していたのは谷川親方。前日は裁判も辞さないと話していたが、この日は「個人個人で考えながら」と落ち着いていた。

 決断に迷っている力士もいる。ある力士は「八百長していないのに、引退届を出せば八百長を認めたことになってしまうんじゃないかと思う。でも、出さなかったら解雇される。それも嫌だ」。決断まで残された時間はあと2日しかない。

 

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