2011年4月2日(土)

パスゲームを行う（左から）岡本、山田直ら浦和イレブン＝１日午前、大原サッカー場

　浦和は１日午前、大原サッカー場で約１時間半練習を行った。左太ももの張りを訴えていた田中が全体練習に合流。左足の裏を痛めている平川、帰国したばかりのマゾーラは別メニューだった。

　ウオーミングアップ後、フリーマンを３人置き２タッチ以内でボールをつなぐゲーム形式のパス練習を入念に行った。５対５、ハーフコートを使った１０対１０で「動きの中で、ほかの選手をフリーにすることを考えろ」とペトロビッチ監督から指示を受けた選手たちは、ピッチを広く使いながら、速いパス回しを意識していた。最後はＣＫからのシュート練習で締めくくった。

　けがから３週間ぶりに復帰した田中は「しっかり体をつくって、２４日（の再開幕）を目指したい」と気持ちを新たにしていた。

■地震に負けず決意新たに/マゾーラ

　東日本大震災の影響で一時帰国していたブラジルから再来日。チームに合流して２日目も別メニュー調整した。地震を経験し、「びっくりしたし、怖かった」と胸の内を吐露する。

　ブラジルに戻った瞬間は、日本に戻ることはもうないと思ったという。それでも浦和の仲間との友情や築き上げたものが頭に浮かび、「その気持ちが体を日本に運んできた」。親日家のストライカーは「いい状況でプレーすることが一番の目標」と、２４日の再開幕に向けて突き進む決意だ。

アドサーチ[PR]

全国各地の関連ニュース

• 市町の保健師参加　県支援チーム、第７班を派遣【静岡新聞】

日本が見える　４７ＮＥＷＳ