政治大震災の政府対応は「あんた、あほとちゃう」 櫻井よしこ氏、正論大賞受賞記念大阪講演要旨+(1/2ページ)(2011.3.31 21:33

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大震災の政府対応は「あんた、あほとちゃう」 櫻井よしこ氏、正論大賞受賞記念大阪講演要旨

2011.3.31 21:33 (1/2ページ)
「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)

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「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)

 地震、津波、原発という三重の苦難。日本人としてこの国難をいかに乗り越えるか。わが祖国をしっかりと再建しようという思いは誰もが共有するものだ。

 被災地に入った岩手の知人は、自衛隊と消防がいかによく働いていたかを見たという。また別の医師は、行政の援助の遅れに不平不満も言わず迎えてくれた過疎集落の人たちに感激したと話した。危機に際し、助ける日本人も助けられる日本人も立派だった。

 ところが政府の対応はどうか。福島第1原発はあの地震にも耐えて原子炉を止めるという日本の技術力の素晴らしさを示したが、冷やすという次の段階でつまずいている。人災の面もあるだろう。3週間もたつのに中央政府のリーダシップがまるで見えない。

 菅直人首相の支持率は震災後に急上昇した。国民の気持ちに応えて全力で立ち向かわなくてはいけなのに、国家意識の欠如が甚だしい。

 安全保障会議の開催という強力な権限が付与される方法があるのに、全く開かれていない。開催すれば全閣僚を集め、問題点と対処方法を見つけるよう指示を出すことができるのだ。

 思い余って官邸に電話したら、官僚の一人が「忙しすぎて開けない」と答えた。ここは大阪だから関西流でいえば「あんた、あほとちゃう」だ。こんな体たらくがあるだろうか。

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「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)
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「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)
「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)
「正論大賞」受賞記念大阪講演会で講演するジャーナリストの桜井よしこさん=31日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)
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