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【プロ野球】沢村 鬼門ナゴヤの呪縛解く!2011年4月2日 紙面から
“ナゴヤの魔物”を退治する。今季初の中日戦となる東日本大震災のチャリティーマッチを前に巨人は1日、ナゴヤドームで全体練習。昨季はレギュラーシーズンで2勝10敗と大きく負け越したナゴヤドーム。怖いもの知らずのルーキー沢村拓一投手(22)=中大=が先発して、呪縛(じゅばく)を解く。 川口投手総合コーチの口調が熱を帯びた。たんなるチャリティーマッチではない。「投手陣は臨戦態勢。大事なゲーム。勝つための投手を送り出します」。今季初顔合わせは公式戦のはずだったが、思いがけない“予行演習”。「最初の対戦でしっかりたたきたい」というわけだ。 昨季はナゴヤドームで9連敗を含む2勝10敗。クライマックスシリーズ(CS)第2ステージでも一矢報いるのが精いっぱいだった。今季も、V奪回へ、1番気を抜けないチームが中日だ。昨シーズン、終戦を迎えた10月23日のCS第4戦以来の敵地見参。「半年ぶりのナゴヤドーム? いいねぇ」と満面の笑みで天井を見上げた原監督は、“鬼門”についての質問にも「いま思い出しちゃったよ! まあ、それぐらいのものです」と平常心を強調した。 とはいえ、忘れたくても忘れられない悔しさが染み付いている。今年最初の宿敵との対戦。先発マウンドを託す黄金ルーキーで竜倒の予行演習を実行できれば、開幕に向けて弾みがつくことは間違いない。 (井上学) PR情報
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