本日メッセージをいただき確認したところ、スウェーデン大使館ウェブの英語トップページのみに80キロの避難勧告が3月17日に出ていることになっています。

ここでスウェーデン大使館が避難勧告を出していないという記事を出したのは3月22日です。その時点で当然ウェブで避難勧告が出ていないことを確認しましたし、念のためにもスウェーデン大使館に口頭で避難勧告が出ていない再確認もとりました。記事投稿後、非常に多くの人に読まれましたが、80キロ避難勧告が英語トップページに出ているという指摘はありませんでした。

が、4月1日現在ウェブを見たところ、3月17日には避難勧告が出ていることになっています。少し狐につままれた感じがしますが、いずれにせよ以下のうち1つかと

1.避難勧告を出していた。17日にウェブで出ていた英語の避難勧告をこちらが見落とし、なおかつ口頭で大使館から言われたことはデタラメもしくはこちらの聞き間違えだった

2.避難勧告は出していない。17日には避難勧告が出ておらず、22日にも避難勧告を出していなかったが、それ以降、何らかの理由で、17日に避難勧告を出していたことに英語版のみ変更した。もしくは英語版のウェブ情報には意味がない。

もしくはエイプリルフール(はないでしょうね)

一時ファイルかキャッシュに17日~22日の間のスウェーデン大使館の英語トップページをお持ちでしたらご一報ください。(グーグルのキャッシュはすでに最新情報に更新され、ウェブアーカイブで一番新しいものは2008年4月なので公の場にはもう存在しないようです)

1.であれば、記事削除ともにお詫びの記事を出す必要があります
2.であれば、少し掘り下げたい気持ちもあります。大使館関係者からの情報が必須でしょうが、こちらに事を大きくするつもりはなく、個人的に興味があるので、いただいた情報を外に出すことはしません。

情報お待ち申し上げます。


・・・・・・

とここまでは情報求む、という話ですが、スウェーデン大使館のウェブhttp://www.swedenabroad.com/tokyo は、日本語・英語・スウェーデン語、それぞれの新着情報が異なっています。

英語版では、17日新着情報で避難勧告が出ていることに現在はなっていますが、スウェーデン語版では17日新着情報は地震とは無関係の求人情報で、18日新着情報でやっと地震について触れますが外部リンクがあるだけで避難勧告も何もありません。記事を書いた22日までに、避難勧告や他の新着情報もありません。ウェブの情報が言語によって異なるのは珍しいことではありませんが、スウェーデン人は、当然スウェーデン語版を読むでしょう。また当時かなり混乱していたはずなので、ウェブにも混乱が生じても、不自然ではありません。だからこそ、大使館にわざわざ再確認を直接とったのです。スウェーデン大使館は「一切の避難勧告は行っておりません」と自信たっぷりに述べました。ついでに大使館で無料配布を開始したヨード錠剤は、日本人でもスウェーデンの10桁のパーソナル番号があればもらえること、少数ではあるがすでに21日の時点で何人かのスウェーデン人が大使館に来て錠剤を受け取ったことなど、フレンドリーな感じで話し合いました。

たいてい、海外在住の外国人が、本国からの緊急連絡をもらうのは、その国の大使館です。わたしもストックホルムの爆弾テロや鳥インフルエンザの際は、スウェーデンの日本大使館から緊急連絡メールを受け取っています。それほど、自分の国の大使館というのは、いざとなったら頼りにせざるをえないものですが、今回の災害時、日本にいたスウェーデン人にとっては、スウェーデン大使館というのは、そんな存在だったのかも気になりますね。

普段は見向きもしない自国の大使館ですが、災害、パスポート紛失、犯罪被害など、途方にくれたとき、外国で唯一頼れる存在なんですよね

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