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[事件]ニュース トピック:衝撃事件の核心
【衝撃事件の核心】セレブもはまった“コーヒー浣腸” 器具を使って流し込み…死の危険も
2010.12.11 12:00
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「米ジェームス大で医学博士号取得」…支店も開業
そもそも医師でない菱木容疑者らは、診療所でどのような治療を行っていたのか。
診療所の正式名称は「代替医学総合研究所」。ちなみに代替医学とは外科手術など西洋医学とは違い、カイロプラクティックやアロマセラピーなど人間の自然治癒力の向上を目的としたものだ。科学的に未検証だったり、まだ臨床医学の場で応用されていなかったりする治療法の総称とされる。
最近、その効能が議論されている、植物や動物、鉱物などを希釈した水を染み込ませた砂糖玉を飲む療法「ホメオパシー」も代替医学の一つだ。
同研究所のホームページ(HP)によると、同研究所では、レインボーパワーと呼ばれる健康器具をツボや疾患部位に当てることで気の流れを正す「レインボー療法」▽食欲を抑える耳つぼを刺激する「耳ツボダイエット」▽波動テストにより患者の症状に合ったアロマオイルを作り、マッサージと併用する「アロマ療法」-など15以上の治療方法を行っていた。
HPには改善例として、多くの患者の声を掲載しており、その症状は各種がん、アトピー、鬱病(うつびょう)などさまざま。「がんが完全に消えた」など、がんの完治を挙げたものが多く、実際にがん患者が通院するケースも多かったようだ。
菱木容疑者は地元の小中学校の教諭などを経て、平成10年ごろから整体業を始めたとされる。13年には摘発対象となった浣腸が行われていた千葉県山武市内に同研究所の松尾本店を開業し、昨年には同県大網白里町内に支店も開業した。
「米カリフォルニア州の『ジェームス大学』の窓口が日本にあり、そこにレインボー療法によるがんの短期治療について書いた論文を提出したところ、博士号をもらった」
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