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コンクリ注入も汚染水止まらず…第一原発2号機

読売新聞 4月2日(土)23時29分配信

 東京電力は2日、福島第一原子力発電所から海へ放射性物質が流出するのを防ぐため、流出源とわかった立て坑にコンクリートを流し込んだ。

 しかし、汚染水の流出量はほとんど減らなかった。東電は急きょ、東京から止水技術の専門家を呼び、3日朝から高分子素材を使って新たな止水作業に取りかかる。

 立て坑は電源ケーブルを点検するためのもので、同原発2号機の取水口の近くにある。

 コンクリート壁面に亀裂があり、そこから放射線量の高い汚染水が海へ勢いよく噴き出しているのを、作業員が2日に発見した。立て坑の中には、毎時1000ミリ・シーベルトの強い放射線を放つ汚染水が深さ10〜20センチ程度たまっていた。

 2号機のタービン建屋地下から、作業用トンネル(トレンチ)を経由して、高濃度の汚染水が立て坑に流れ込んだ可能性が高いとみられている。

最終更新:4月2日(土)23時48分

読売新聞

 

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