漂流し救助の犬 港に戻る
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漂流し救助の犬 港に戻る

4月2日 21時18分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

宮城県気仙沼沖で、1日、漂流する住宅の屋根の上から助け出された犬は、2日午後、海上保安庁の巡視艇で港に戻り、元気な様子だということです。

この犬は、1日、気仙沼市から1.8キロの沖合を漂流する住宅の屋根の上にいるのを、付近を捜索中の海上保安庁のヘリコプターが見つけ、特殊救難隊によって助け出されました。犬は巡視船に乗せられていましたが、巡視艇が迎えに行き、午後5時ごろ、宮城県塩釜市の港に戻りました。犬は毛布にくるまれた状態で、女性の海上保安官によって抱きかかえて降ろされ、宮城県の動物愛護センターの職員に引き渡されました。犬は茶色の中型犬で、震災以降3週間にわたって海上を漂流していたとみられていますが、しっかりと立って、元気な様子だということです。動物愛護センターの職員は、「初めはよく生きていたなと思いましたが、やせもせず元気な様子です。飼い主の元に帰るのがいちばんだと思うので、飼い主が現れるのを待ちたい」と話していました。動物愛護センターが飼い主が見つかるまで世話をすることにしていますが、飼い主が見つからなかった場合、海上保安庁の職員が世話をしてもいいと名乗り出ているということです。