事件【東日本大震災】宮城県内の水田1万ヘクタール作付け不能 津波による「塩害」深刻2011.4.2 11:46

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【東日本大震災】
宮城県内の水田1万ヘクタール作付け不能 津波による「塩害」深刻

2011.4.2 11:46
津波で冠水したままの水田。北上川(右下)への排水作業が行われていた=3月29日、宮城県石巻市で共同通信社ヘリから

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津波で冠水したままの水田。北上川(右下)への排水作業が行われていた=3月29日、宮城県石巻市で共同通信社ヘリから

 東日本大震災の津波に伴う塩害などで、宮城県内の水田約1万ヘクタールが作付けできない見込みであることが2日、県の調査で分かった。東京ドーム2千個分を超える面積に相当する。

 東北農政局によると、東北6県の水田の面積は約44万ヘクタール。岩手や福島両県でも沿岸部を中心に津波被害が出ており、さらに水田の作付け不能区域が広がる可能性がある。

 仙台市とJA仙台などは、津波被害を受けた水田で土壌の残留塩分濃度を調査している。これまでの調査では、同市内の一部水田で基準値の10倍近い濃度の塩分が検出された。

 土中の塩分濃度が高いと作物が育たずに枯れるなどの影響が出る。このため真水で薄めたり、土を入れ替えるなどの除塩作業が必要になるという。

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津波で冠水したままの水田。北上川(右下)への排水作業が行われていた=3月29日、宮城県石巻市で共同通信社ヘリから
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