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'11/4/3

新幹線駅そばの土地分譲鈍る

 東広島市によるJR山陽新幹線東広島駅の南側の土地区画整理事業で、商業地や宅地の販売ペースが鈍化している。14年間で約9割を販売したが、残る区画は苦戦が続く。現地の休日案内所も費用対効果の観点から3月末で閉鎖した。市はスーパーなどの誘致を検討し、魅力を高めて販売促進を図る。

 区画は152あり、現在、商業地6区画(平均474平方メートル)と宅地5区画(同267平方メートル)が残っている。2010年度の契約は目標の9件に対し、2件にとどまった。市区画整理課は「景気の低迷などにより、分譲ペースが落ちたのではないか」とみる。

 市が09年に実施した住民アンケートでは、約5割が新幹線駅の近さに満足する一方で、スーパーと金融機関までの距離がいずれも直線で約2キロあり、徒歩だと約25分かかる点に不満があることが分かった。市は今後、スーパーをはじめ住民の利便性を向上できる施設の誘致を検討する。



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