'11/4/3
JR減便初日はトラブルなし
東日本大震災の影響でJR西日本は2日、山陽線や呉線など一部在来線の運転本数を減らしたダイヤで運行を始めた。広島支社などによると、初日はホームや列車が一時混み合ったが、目立ったトラブルはなかった。
広島駅(広島市南区)では、各改札口に置いた減便ダイヤの時刻表を求める人が早朝から相次いだ。ホームに20人ほどの列が並ぶ時間帯もあり、配置された案内役の駅員が対応。呉駅(呉市)では乗客の待ち時間に配慮して、社員用のパイプいす約30席を改札口近くに並べた。
減便は、震災で車両保守部品の製造元が被災し、部品を調達できないため。広島駅で山陽線を待っていた広島市安芸区の無職柳正人さん(70)は「不便だが、やむを得ない」と話していた。
【写真説明】運休列車の後続待ちでホームに延びた乗客の列(2日午前10時半、JR広島駅)