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開発局の防災フロート 岸壁代わりに活躍 被災した福島・相馬港

(04/02 15:55)

福島県相馬港に着き、岸壁代わりになって救援物資の搬入に活躍する広域防災フロート=1日、相馬港(相原秀起撮影)

福島県相馬港に着き、岸壁代わりになって救援物資の搬入に活躍する広域防災フロート=1日、相馬港(相原秀起撮影)

 東日本大震災の被災地支援のため、室蘭港から現地へ向かった開発局の浮き桟橋「広域防災フロート」が、福島県相馬市の相馬港に到着し、津波で壊れた岸壁の代役を果たしている。

 防災フロートは、全長80メートル、幅24メートル、高さ4メートル。フロート内の貨物室に灯油や軽油、飲料水や日用品などを積み込み、3月22日に室蘭港をタグボートにえい航されて出港。岩手県大船渡港で一部の支援物資を下ろし、29日に相馬港に着いた。

 同行した開発局職員によると、相馬港は津波によって、ほぼすべての岸壁が壊れた状態。このためフロートと岸壁の間に「連絡橋」を渡し、代替岸壁とする準備を1日までに完了。今後、船舶が接岸でき、支援物資の搬入などに使われる。派遣期間は未定という。

 フロートは有珠山噴火などに備えて室蘭市が2003年に建造、昨年7月に開発局が取得した。災害出動は初めて。

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