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カレーで心身あたたかく 在日ネパール人が炊き出し
 | ネパールカレーの炊き出しに、被災者らが長い列をつくった=1日、いわき市のいわき明星大 |
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首都圏などに滞在するネパール人30人が1日、いわき市中央台飯井のいわき明星大でネパールカレーの炊き出しを行い、避難所生活を送る市民に振る舞った。
1300人分が用意され、市民らが長い行列をつくった。消化しやすいようにと、ネパール本来のスープカレーで提供し、ご飯も疲労回復の効果があるというターメリックを混ぜて炊いた。 来日15年の会社員ギリ・ラムさん(39)は「物資が届きにくいと聞いていわきに来た。日本人にお世話になっている私たちが少しでも恩返しをできれば」と話した。 津波被害に遭って近くの避難所にいる同市薄磯の佐藤明さん(60)は「避難所の食事はおにぎりやパンばかり。久しぶりの温かい食事」と喜んでいた。
2011年04月02日土曜日
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