25年前に旧ソビエトのウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故では、被ばくした周辺の村の復興に日本の援助が大きな力になりました。その村から日本にエールが送られています。
ナロジチ村の1日付の地元紙には、「日本を助けよう」「チェルノブイリ原発事故の時に一番、力になってくれた日本に救いの手を」という記事が口座番号も一緒に掲載されています。チェルノブイリから西へ70キロ、人口約2800人のナロジチ村は事故当時、退避指示が出された地域のうち2番目に危険なエリアに指定されました。しかし、現在は子供たちの数も増え、活気が戻っています。ナロジチ村の幼稚園には日本の子供たちから送られた手紙が置いてあり、「チェルノブイリの子供たち頑張れ」とメッセージが書かれています。そして、今度はこちらの子供たちが日本のために募金をしたり、「日本頑張れ」と言ってくれています。
ナロジチ村の子供たち:「『これから良くなる』という希望をあきらめないで」「日本の皆さんが元気でありますように」「あきらめないで進めば、必ず困難は乗り越えられます」