「元祖!ド派手GK」
本並健治
Jリーグ・ガンバ大阪、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の守護神として活躍した本並健治さんは、Jリーグ開幕当初、キーパーの地味なイメージを払拭しようと、こんなことに取り組んだのだそうです。「ゴールキーパーって地味なイメージがあったんですよね。3Kって言われてまして。『キツイ』『汚い』『コワイ』というのがあって。子供たちがあまりキーパーになりたがらないんですよ。(そういうイメージを)外見から変えていかな、と思いまして。メーカーに頼んで派手なユニフォームにしてもらったんです。どこから見ても『本並がココにおる』とわかるようなユニフォームにしてくれと」でも、ユニフォームを勝手に変えたりしていいんですか?「・・・多分(OKです)。あとは、髪の毛を金髪にして。僕が初めて金髪にしたんですよ。Jリーグで金髪を流行らしたのは、多分僕なんです」なぜか、話に「多分」という言葉がつく本並さん。こうして色々とGKのイメージを一新していったのですが、そのことでとんでもないデメリットがあったのだそうです。「それで目立つようになって『金髪の守護神』と呼ばれるようになって、これは当たりかな(成功かな)と思ったんです。でも、(自分以外の)いろんなキーパー見てると、迷彩服みたいな柄でどこにいるかわからないんです。FWはキーパーを見てシュートするじゃないですか。目立ってたらドコに蹴るかわかりやすいですよね。だから『コレはしもうたな』と思ったんですけど・・・」なぜ、キーパーは迷彩的な柄なのか、本並さんは他のキーパーを見て気づいたのだそうです。それは、本並さんがユニフォームを派手にしてから1年以上が経過した時でした。
・本並健治プロフィール
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