インタビュー 塚本高史☆アニ

――2回目の映画化の話を聞いて
またやるだろうなとは思ってましたけど、磯山プロデューサーから「ワールドシリーズやるけど、泣いても笑ってもこれが最後なので、頑張って下さい。」みたいなメールが来て、嬉しいんだけど、寂しくて、変な感じでしたね。でも、率直にまたみんなと会える事が嬉しかったですね。

――今回の脚本はいかがでしたか?
スケールアップしているなぁという感じがしました。5人がバラバラになっちゃったりもしてるけど、みんなでいる事が楽しかったというのが描かれていたし、今まではキャッツアイ達のその後が描かれてなかったんですけど、今回はみんなのその後が描かれているので、演じている側もさかのぼったり出来て良かったです。

――久しぶりにアニに戻った感想は?
日本シリーズの時は沖縄から始まったんですけど、今回は木更津で気持ちよく円陣のシーンから入れたからすごいドラマの時の感じがして嬉しかったですね。それと、「こんなに楽しい現場があるんだ!」って衝撃を受けました。

――撮影に合わせて金髪にしたという事ですが…
そうですね、金髪はアニのトレードマークだし、金髪にするとやっぱり引き締まりますよね。隆ちゃんもアフロにしたら引き締まると思うし、うっちーもモヒカンにしたら引き締まるんじゃないかな。

――アニについて
素直じゃないんですよ。だけど嫌いになれないし、いい奴っていうのがアニのキャラですよね。そこがみんなに好かれている部分だと思います。

――「木更津キャッツアイ」にバイバイは言えそう?
実感ないんですよね。ぶっさんと一緒のシーンがあまりないので、気を引き締めている反面、いないから気が抜けちゃう部分もあったりします。でも、4人で頑張らなきゃいけないなぁという責任感が生まれますね。ちゃんと「バイバイ」って言わなきゃいけないし、出来上がったものを見て、「あっ、これで終わりなんだな。」って実感出来ればいいかなと思っています。

――「木更津キャッツアイ」という作品は塚本さんにとってどんな存在になりそう?
最初にアニ役をもらったのが18歳だったと思うんですけど、こんなにいい役をもらったのが初めてだったので、最後までやり遂げられたという事が嬉しかったのと、とにかく楽しかったという思い出が大きいです。僕にとってキャッツアイは、役者という職業が楽しいと思わせてくれた大切な作品ですね。

――映画を見てくれる方達へのメッセージ
ドラマや日本シリーズから見てくれてる方達は、今回も何かやってくれるんじゃないかと待っていてくれてると思いますが、すごい期待してくれていいと思います。相変わらず、おもしろおかしい所もたくさんありつつ、面と向かって「これで最後です!」って言える作品になってると思います。ドラマや日本シリーズの回想も出てくる部分では総集編みたいな要素もあるので、全部通して見てもらいたいのはもちろんですが、でも…アニだけ見てればいいんじゃね!?(笑)。