日銀当座預金の怪
藤田幸久議員の事務所から電話があり、議員会館の事務所で日銀を呼んで話を聞くから同席しないかという連絡でした。
以前、日銀当座預金について外銀の預金額が突出している事を藤田議員にお話したので、藤田議員が日銀を呼びつけたようです。
それで喜んで馳せ参じましたが、私が準備不足だったので若干消化不良気味でした。
しかしそれでも直に顔を合わせて説明を聞くという事は応えが予想通りであっても日銀の説明を確認できたのでそれなりの参考にはなりました。
日銀当座預金ですが、市中銀行は日銀からお金を借り、それを日銀の当座預金に預けます。
担保は他に債権などもありますが、当座預金を担保にして貸し出しをします。
市中銀行がお金を貸し出す場合、貸し出し額の一定比率の額を準備金として預けます。それが所要準備額です。
ところが下のアドレスの表をご覧なればわかりますが、外国銀行は所要準備額をかなり上回る額で日銀当座預金に預けています。
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/cabs/jcabs.pdf
つまり大した貸出をしていませんから、日銀当座預金にそれほど大きな金額を預ける必用などないのです。
何故預けるかと言うと、日銀当座預金に利息を付けるようになったからです。
何時から? 2008年10月からです。
2008年と言えば9月にリーマンショックがあった年です。それで世界中からドルが引き上げられて日本を例外として世界中がドル不足になったのです。
世界中から大挙してドルが日本に集まり、お陰で円高になってしまいました。
円高になるほどドルが集まったなら出て行ってもらえば良いのに、わざわざ日銀は当座預金にかくまってやり、利息まで付けてやったのです。
それでは居心地が良いから外銀のドルは出てゆかないでしょうね。
まるで外銀の為の政策としか思えません。
日銀側の説明は予想通りの説明で、日銀当座預金のうちの所要準備額以上を銀行同士で貸し借りをするので利息が発生しているというのは解っています。
しかし、20兆円近くもの巨額の当座預金(7~8兆円くらいで良いかと思われますが)があるから利息をつける云々なら、小泉政権時に最大36兆円にも上った時もそんな事はなかったではないですかと聞いても説得力のある回答はありませんでした。
それについての説明はあやふやでした。
外銀は利子は高い方へお金を廻すなんていうのは説明されなくても解ります。
問題は当座預金は利息を付ける様な性質の預金ではないのにリーマンショックの直後から利息を付け始めたことです。
そしてほんの少し前の、勿論2008年以降の事ですが、日銀ホームページでは当座預金には利息を付けませんと書いてありました。
因みに3が31日の時点では震災対策で40兆円くらいで推移しているようです。
もう一点、何故外銀の超過額が異常に多いのかについては明確な回答はありませんでした。
通常、企業経営は異常な数値にもっと敏感はずだと思います。
こんな事を言ってるのは私だけだと彼らは言いましたが、昨年、産経の、確か、田村さんという方だったと思いますが記者の方もそれについて触れていました。
日銀が日頃付き合っている人は文句を言わない人が殆どだと思いますが、不可解であると思っていないわけではないと思います。
何故外銀が巨額のお金を日銀当座預金に預けているのかは外銀に聞かないと仕方ないでしょうが、何故政策決定委員会で利息を付けることにしたのか政策審議委員に聞かないと解らないでしょうね?と向けると、二人揃って、「聞いても同じです」とキッパリ言いました。
彼らを引っ張り出して問いただされても困るというのかもしれません。
まあ、そんなことは絶対口にはしないでしょうが。
藤田議員は茨城選出で当日は作業服で30分遅刻して現れ、その間、日銀の二人と私の3人で話をしていました。
そして藤田議員は我々の前に現れて数分その場に居て、「どうぞ、ゆっくり話してください」と言って直ぐに出て行ってしまいました。
翌日電話でお礼を兼ねて再質問をした際、質問に答えてくれるようなこと言いましたが、メールは困るようで、藤田議員には疑問を説明するような事を言うとそれも困るような印象を受けました。
勿論もう報告はしましたが。
以前、日銀当座預金について外銀の預金額が突出している事を藤田議員にお話したので、藤田議員が日銀を呼びつけたようです。
それで喜んで馳せ参じましたが、私が準備不足だったので若干消化不良気味でした。
しかしそれでも直に顔を合わせて説明を聞くという事は応えが予想通りであっても日銀の説明を確認できたのでそれなりの参考にはなりました。
日銀当座預金ですが、市中銀行は日銀からお金を借り、それを日銀の当座預金に預けます。
担保は他に債権などもありますが、当座預金を担保にして貸し出しをします。
市中銀行がお金を貸し出す場合、貸し出し額の一定比率の額を準備金として預けます。それが所要準備額です。
ところが下のアドレスの表をご覧なればわかりますが、外国銀行は所要準備額をかなり上回る額で日銀当座預金に預けています。
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/cabs/jcabs.pdf
つまり大した貸出をしていませんから、日銀当座預金にそれほど大きな金額を預ける必用などないのです。
何故預けるかと言うと、日銀当座預金に利息を付けるようになったからです。
何時から? 2008年10月からです。
2008年と言えば9月にリーマンショックがあった年です。それで世界中からドルが引き上げられて日本を例外として世界中がドル不足になったのです。
世界中から大挙してドルが日本に集まり、お陰で円高になってしまいました。
円高になるほどドルが集まったなら出て行ってもらえば良いのに、わざわざ日銀は当座預金にかくまってやり、利息まで付けてやったのです。
それでは居心地が良いから外銀のドルは出てゆかないでしょうね。
まるで外銀の為の政策としか思えません。
日銀側の説明は予想通りの説明で、日銀当座預金のうちの所要準備額以上を銀行同士で貸し借りをするので利息が発生しているというのは解っています。
しかし、20兆円近くもの巨額の当座預金(7~8兆円くらいで良いかと思われますが)があるから利息をつける云々なら、小泉政権時に最大36兆円にも上った時もそんな事はなかったではないですかと聞いても説得力のある回答はありませんでした。
それについての説明はあやふやでした。
外銀は利子は高い方へお金を廻すなんていうのは説明されなくても解ります。
問題は当座預金は利息を付ける様な性質の預金ではないのにリーマンショックの直後から利息を付け始めたことです。
そしてほんの少し前の、勿論2008年以降の事ですが、日銀ホームページでは当座預金には利息を付けませんと書いてありました。
因みに3が31日の時点では震災対策で40兆円くらいで推移しているようです。
もう一点、何故外銀の超過額が異常に多いのかについては明確な回答はありませんでした。
通常、企業経営は異常な数値にもっと敏感はずだと思います。
こんな事を言ってるのは私だけだと彼らは言いましたが、昨年、産経の、確か、田村さんという方だったと思いますが記者の方もそれについて触れていました。
日銀が日頃付き合っている人は文句を言わない人が殆どだと思いますが、不可解であると思っていないわけではないと思います。
何故外銀が巨額のお金を日銀当座預金に預けているのかは外銀に聞かないと仕方ないでしょうが、何故政策決定委員会で利息を付けることにしたのか政策審議委員に聞かないと解らないでしょうね?と向けると、二人揃って、「聞いても同じです」とキッパリ言いました。
彼らを引っ張り出して問いただされても困るというのかもしれません。
まあ、そんなことは絶対口にはしないでしょうが。
藤田議員は茨城選出で当日は作業服で30分遅刻して現れ、その間、日銀の二人と私の3人で話をしていました。
そして藤田議員は我々の前に現れて数分その場に居て、「どうぞ、ゆっくり話してください」と言って直ぐに出て行ってしまいました。
翌日電話でお礼を兼ねて再質問をした際、質問に答えてくれるようなこと言いましたが、メールは困るようで、藤田議員には疑問を説明するような事を言うとそれも困るような印象を受けました。
勿論もう報告はしましたが。
栗原茂男
【純日本人会】 http://www.junnihon.com/
http://jun-nihonjinkai.blog.eonet.jp/
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