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市長室へようこそ

No.221 市民運動家の総理が日本を駄目にする!

更新日: 2011年4月1日

(広報いなぎ平成23年4月1日号掲載・No.221)
 昨年のこの「時代への視点」214号で三多摩初の総理誕生を「高い志で頑張って」と、エールを送りました。しかし菅総理は30年以上職業政治家を務めていても、「市民運動家」時代から一歩も進歩していないことが明らかになりました。私が、当時、衆議院議員だった菅総理と最初に懇談した際「この人は目の前にいる生身の人間に興味を持てない人」ということを直感しました。他者に興味のない人が、人の心を理解できるはずもなく、人間の集団である組織など動かせるわけがありません。しかも市民派や市民運動家を今も標榜しているということは、市民運動の駄目さや悪さが国政運営に反映されていると考えれば、現状全てが解釈できます。市民運動といえば市民の利益を代表しているようなイメージですが、実態は一方的な意見や主張をすることが多々みられます。いわば「市民」と言いつつ一部の利益や権利しか目に入らないのです。政治家ましてや総理大臣ともなれば、全体を見渡しながら財源なども踏まえ利害や主張を調整し、結果に責任を持つことが最も重要です。しかし諫早いさはや湾の河口ぜき八ツ場やんばダム問題でも視野狭窄(きょうさく)に陥っています。尖閣諸島の領土問題では、無責任そのものであり市民運動家の30年前と変わっていません。
 稲城市でも12年ほど前、知的障害者施設を造ることに反対の市民運動が起こりました。理由は「地価が下がる」・「一般市民に危害が加えられる可能性がある」というものでした。私のところにも手紙、ファクス、メール、面会等様々な手段で迫ってきました。しかし私は、障害のある子供をもつ親御さんの苦労を思うと反対派の意見を受け入れることはできませんでした。最後には福祉施設職員経験を有する革新系の議員等と共に「行政は時間をかけて話し合うべきだ」というもっともらしい主張を繰り返したことを思い出します。この施設は開設から9年を迎え、今や地域障害者福祉の拠点となっています。菅総理が市民運動家から脱却する可能性はゼロです。即刻の退陣を求めたい。国民と国のため!
 さて本欄の入稿後東日本大地震が起こり、本市もその対応に追われています。稲城市消防本部は平成23年3月13日に、福島県相馬市に独自の判断で救助工作車と給水車を派遣し、物資も送りました。政府の原発事故に対する「最悪を想定しての危機管理」が出来ていない原因は上述のとおりです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、国の総力をあげての復興努力を求めたい。


このページの担当は 総務部秘書広報課 です。
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