石原都知事、ライトアップされた桜の下での宴会について「自粛するべき」
東京都の石原 慎太郎知事がライトアップされた桜の下での宴会に待ったをかけた。
石原都知事は「やめたらいいんだよ。こんなものは。夜間明かりをつけての花見は、自粛するべき」と述べた。
花見シーズンが到来した東京。
しかし、石原都知事がライトアップされた桜の下での宴会に待ったをかけた。
東京・武蔵野市の井の頭公園では、節電のため夜間照明をやめ、さらに仮設トイレを被災地に送ったことなどから、訪れる人たちに向け、宴会の自粛を呼びかけている。
来園者は「被災地の方々を思うと、自粛するのは当然なのかなと思う」と話した。
こうした中、東京・赤坂の居酒屋「伊ち太」では、アルコール1杯の注文につき、50円を被災地の義援金に充てるキャンペーンを始めた。
客は「それを聞いたら、ますます飲むよ」と話した。
店員は「(客も店も)飲んだ分だけ義援金に回れば、少しは気持ちが楽になる」と話した。
被災者への思いやりからくる自粛の動き。
しかし、高級食材の売り上げがダウンするなど、少なからず日本経済に影響が出始めている。
街の人は「復興するには、みんなで消費して経済を盛り上げていかないと」、「ちょっと萎縮(いしゅく)しすぎじゃないかな。日本人全体が沈んではいけない」などと話した。
(03/30 00:43)