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津波耐えた一本松「復興シンボルに」 岩手・陸前高田

2011年3月27日23時42分

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写真:1本だけ残った高田松原の松=25日、岩手県陸前高田市、金子淳撮影拡大1本だけ残った高田松原の松=25日、岩手県陸前高田市、金子淳撮影

写真:数万本の松が並んでいたかつての高田松原=2007年9月5日、岩手県陸前高田市拡大数万本の松が並んでいたかつての高田松原=2007年9月5日、岩手県陸前高田市

 海岸沿いに数万本の松が並んでいた名勝、岩手県陸前高田市の高田松原。いま、津波に耐えた1本の松が残っている。

 高田松原は、砂浜に約2キロにわたって弓なりに松が続いていた。県観光協会によると、約350年前に農作物を潮風から守る防潮林として植えられ、昨年は約104万人の観光客が訪れたという。

 津波の被害を受け、ほとんどの松の幹が折れ、その周りに枝やがれきが散乱している。その中に1本だけ、まっすぐ立っている。県観光協会の担当者は「松は陸前高田のシンボルなので、1本でも残ったのはうれしい。復興のシンボルにもなってほしい」と話している。(宮沢賢一)

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