2010/05/23(日)
BSデジタルアンテナ取り付け&宅内配線
PT2でBS/110CSデジタル放送を視聴・録画するために、BS/110CSデジタルアンテナを取り付けることにした。きっかけは、先日ブログにも書いたがスチャダラパー20周年ライブを録画するため。先日注文して今日到着、何とか間に合った。
ついでに、今後BSデジタル対応機器をどの部屋に設置しても視聴できるよう、マンション宅内のアンテナ配線も見直す工事をすることにした。
BSアンテナ取り付け
購入
まずはBSアンテナ取り付け。
アンテナは、取り付け金具付きでかなり安い「DSA-456K」をチョイス。約6000円。
金具・同軸ケーブル・ビニールテープ・結束バンド・ケーブル固定用の金具など、必要なものが全て揃っている。
金具取り付け
早速、ベランダの手すりに装着。
作りが簡素化されているためか、一人でも簡単に、10分ぐらいで取り付けできた。
本来なら、このあとBSデジタル対応機器に接続し、アンテナの方向を調節して受信できるようにすればOK。
アンテナから宅内へのケーブル通しは、エアコン室外機用のダクトを通すか、無ければアルミサッシと窓の隙間を利用する下記のようなケーブルを使用するといい。
YAGI すきま配線ケーブル片側直付-片側直付 SCA-05-B
- 出版社/メーカー: 八木アンテナ
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宅内配線工事
今回は全部屋でBSデジタルが視聴できるようにしたいため、BSデジタルアンテナからの信号を、全てのアンテナコンセントに流す配線にすることにした。
現状
マンション購入後のリフォーム(およびその後のDIY)により、全部屋にTVアンテナが来ている。間取りはこんな感じ。
内部のTVアンテナ配線を調べてみたら、こんな感じ。「赤線」は通電(現時点では予想)。
全部屋でBSデジタルを見れるようにするには、J-COMから来ているLDKのアンテナコンセント手前の、分配器の手前にBSデジタル信号を混合させればよいことが判明。
BSデジタル信号を希望の場所に入れた場合のアンテナ配線は、検討の結果下記のようにしたい。
ここで重視したのは、BSデジタルには動作するための15Vの電源が必要という点。これは通常BSデジタル対応機器(TVやレコーダーなど)から供給されるため、そこからBSデジタルアンテナまで通電するよう、コネクタや分配器の種類、配線を考えなければならない。
ただ、我が家にはデジタル放送対応機器は「PT2」しかなく、PT2を搭載したTVサーバーは納戸に置かれている。しかし、今後LDKにBSデジタル対応の液晶テレビを購入する予定である。そのため、
- LDKのテレビコンセント
- 納戸のテレビコンセント
の2つから、BSアンテナに電源が供給されるよう配線を考えた。
BS信号の混合(LDKの工事)
BSアンテナからエアコン室外機のダクトを通して、信号ケーブルを室内へ。
それを、分配器の手前で混合させるよう、LDKのテレビコンセント付近に「BSアンテナ入力端子」を設けることにした。ここに信号ケーブルを接続すると、全部屋に行き渡る設計。
まずは混合器の購入。楽天で安いやつを購入。混合器・分波器兼用の「MS4162ZS」。
[rakuten:satellite:10000262:detail]
そのほか、BSアンテナ入力端子として利用するアンテナコンセントを購入。通電も「入力−TV間電通」となるものを選択。日本アンテナの「SRU-7-7P」。
その他、接続用のF型コネクタケーブルなどを自作して用意。
早速取り付け。LDKのアンテナコンセントを開けてみる。
上がLAN端子、下がTVアンテナ。
このコンセントの内部に分配器が設置されていた。これはラッキー。取り付けが楽になりそうだ。しかも嬉しいことに、全電通タイプだった。
この分配器の手前に、混合器を入れ込む。
最終的に、LDKの配線は下記の通りになった。
「BSアンテナ入力端子」という、専用のアンテナコンセントが作り付けで設けられたのが、目新しくていい感じ。裸線で繋ぐよりもかっこいいもんね。
あとは、分配器・混合器を無理矢理コンセントの奥に詰め込んで、蓋をして完成。
アンテナ接続部分の作りが大きいので、並びは上から順に、「BSアンテナ入力」「LAN端子」「TVアンテナ出力」に変更。
BSアンテナへの電力供給(納戸の工事)
あとは納戸に設置したPT2サーバにて、PT2ボードからBSアンテナ動作電力が出力されるよう設定変更して、いざ電波確認・・・
映像が映らない
そうか、まだアンテナ方向の調整をしていなかった。TVTestでアンテナレベルを確認しながら、アンテナを調整。しかし、だいたいの方角に向けてあちこち方向を変えても信号レベルが上がらない。
もしかしてBSアンテナに電源が供給されていないのでは、と思い、電通してるかどうか確認できる手持ちのブースターを間に繋いで、通電をチェック。
まずはBSアンテナから直接接続。電源が来ていない。
先ほど工事したLDKのコンセントを再度分解して、混合器手前に接続。電源が来ていない。
今度は逆に、PT2側からチェック。
PT2と直結。電源は来ている。
PT2から分波器を経由した先に接続。電源は来ている。
分波器につないだ分配器の先に接続。電源が来ていない。こいつが原因か!
とりあえず犯人は分かったが、チェックを続行。分配器を取り外し、分波器から直接納戸のTVコンセントへ接続。そして、LDK側のBSアンテナ端子に接続。
ここも電源が来ていない。
ということは、納戸側のアンテナコンセントに問題があると判明。早速この部分も開けてみる。
すると、使われていたアンテナコンセントは「入力−送り間電流通過」タイプだった。
つまり、こうなっていると思っていたものが
実際にはこうなっていた。
このままでは、和室にBSアンテナ電源供給のための装置を置くか、PT2サーバを移動させないといけなくなる。
仕方がないので再度ホームセンターへ行って、「入力−TV間電通」となる、日本アンテナの「SRU-7-7P」を再び購入。
こうみえて1700円ぐらいするから結構痛い出費。
アンテナコンセントを取り替え、再びF型コネクタを作成して接続。
これでようやく、目的の構成に仕上がった。
再び電流通過状態がチェックできるブースターをBSアンテナコンセントに接続して電通チェック。今度はランプも光り、きちんと配線できたようだ。
分配器を入れると電通しないので、どうも手持ちの分配器は問題がある様子。とりあえずこれは後日買い直しってことで、やっと納戸に置いたPT2から、BSアンテナへ電源供給することが出来た。
BSアンテナ調整
BSアンテナへの電源供給
BSアンテナへの電源供給はPT2から行うことにした。
自宅のTVサーバは、Spinelを使用してPT2を制御しているので、Spinel側の設定を変更して電源が供給されるようにする。
以前自分が書いた方法でTVサーバ構築していた場合だと、Spinelフォルダ内の「BonDriver」フォルダに置いた「BonDriver_PT-ST.ini」を編集する。「UseLNB」を1にすることで電源がPT2から供給される。
;LNB電源 UseLNB=1
S0/S1動作時に、それぞれ15Vが出力されるようになる。
ただし、チューナー使用時および使用しているチューナー側からしか供給されないので、分配器を使用する場合は全端子電流通過タイプでないとうまく電源が供給されないので注意。
(例えば、S0側だけ電流通過する分配器を使用していた場合、S1で録画・視聴使用としたときに、S0が動作していなければ電流がBSアンテナに送られず、S1での録画・視聴が不可となってしまう)
TVTestでのレベル調整
BSアンテナが最大限に電波を受信できるよう、アンテナの向きを調整することに。本来であれば、BSデジタル対応のTVやレコーダーを持っていれば、そこに接続し、専用のレベルメーター画面で調整するのがやりやすいのだろうが、あいにくうちにBSデジタル対応のAV機器がない。
なのでPT2視聴環境だけで何とかやるしかない。
TVTestを起動し、チューナーに「BonDriver_Spinel_PT-S0.dll」を選択。
右下の受信レベル欄でアンテナレベルを見ながら、アンテナの方角と角度を微調整。「dB」がだいたい「12dB〜15dB」になればOK。
ある程度設置地区に応じた方向・角度に向けていたので、ちょっとずつ角度と方角を変えながら、一番いい受信位置が分かったところで、ねじ止め。
これで、BSデジタル・110度CSのチャンネルが見れるようになった。
その後
録画は間に合ったのか?
今回BSデジタルを導入するきっかけとなったのは、スチャダラパー2010の放送を見るため。
下準備として2日ほど前に、スカパーe2の16日間無料体験サービスは申し込み済み。(視聴できるまでに1日近くかかる場合があるらしいため)
この番組の放送開始時間は今日の18時。これに間に合わせるためにも、設置工事は朝早くから始まった。
朝8時頃、ナフコの開店時間とともに上記工事に必要なパーツを買ってきた。
朝11時頃、注文していたBSアンテナが届いたので、早速取り付けを開始。途中、アンテナコンセントの種類が違っていたというトラブルが発生し、再度購入しに出かけたり、電通状況を色んなポイントでチェックしたり、BSアンテナの映る方向をチェックしたりと、予想以上に時間がかかってしまった。
17時頃には配線が完了したが、電通チェックはまだ未完了。アンテナ方向の調整も終わっていなかったので、とりあえずBSアンテナの信号線をPT2に直結し、アンテナ方向を固定させることに。
受信が確認できたので、ねじを固定。この時点で17時20分。
その後、本来したかった姿である「BSアンテナ端子」を利用するため、色々試行錯誤したが、どうしてもうまくいかず。PT2付近に設置した分配器が原因だと判明したのは17時40分。分配器の買い出しに行きたかったが、放送時間も迫っていたので、とりあえずスチャダラの録画は直結で行うことにした。
この時点で、まだ録画ソフト「EpgDataCap_Bon.exe」のチャンネル設定やEPGの取得・録画設定が完了していなかったので、慌ててを立ち上げて設定。
これら全ての設定が完了したのが、17時55分。何とか全ての環境準備が間に合った。
録画自体は、EPGの取得が間に合わなかったので、「EpgDataCap_Bon.exe」にて手動で時間を指定して録画開始。
そして18時、放送開始。ライブの模様がほぼフルで流れた4時間半の放送は、無事PT2で録画することが出来ました。
(ほぼフルだったみたいだが、小沢健二の出演シーンはカットされていた模様)
ただ、朝早くから頭と手を使ってアンテナ配線工事をしていたので、その疲れと、無事取り付けることが出来た安心感からか、放送開始30分後には昼寝をしてしまった・・・3時間ぐらい昼寝をし、残りの放送は視聴した。
色んなゲストが次から次に登場し、スチャと絡んだ曲を歌っていくと行った、盛りだくさんの内容でかなり楽しかった。
最後のGET UP AND DANCEは、やっぱ熱くて良かった。今回はスカパラも演奏に加わっていたし、かなり豪華だったなぁ。昼寝して見れなかった部分は録画後に視聴した。
せっかく録画できたのだし、あとはこれを編集してDVDにし、車で流して楽しむとするか。4時間半の番組の編集は結構大変そうだが・・・
放送が終わってから、ちゃんと電流通過されるようチェックし、配線が完了した。
とりあえず、今回の目的である
- BSアンテナの取り付け
- BSデジタルを全部屋で視聴可能に(注:AV機器は今後購入)
- スチャダラ2010を録画する
は達成できたので大満足。
分配器の問題は、近いうちに解決する予定。このままだと、PT2での地デジ録画もまともに出来ないので。
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DXアンテナ BS・110度CSアンテナセット DSA-456K
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