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最終更新:2011年4月1日(金) 12時40分

民主幹部が大連立打診「谷垣総理」案も

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 仙谷官房副長官をはじめとする複数の民主党幹部が、自民党に対し「大連立」を持ちかけていることが明らかになりました。自民党の谷垣総裁を「総理大臣」とする案もあり、自民党執行部では対応を検討しています。

 複数の自民党関係者によりますと、谷垣氏を「総理大臣」とする「大連立案」は、「官房長官」や「主要閣僚の一部」も自民党から出し、仙谷氏が「副総理」に、さらに菅総理の後任の「民主党代表」に輿石参院議員会長が就任するという具体的なものです。

 この情報は、自民党執行部に伝わっていて、谷垣氏は表向き慎重な姿勢を示す一方、ベテラン議員の意向を集約するなど党内の意見調整を始めています。

 この「大連立案」は、菅内閣の総辞職が前提となっているため、自民党内では「実現するなら断る理由はない」という意見がある一方、「菅降ろし」の具体的なシナリオが示されていないことから、自民党執行部は民主党側の出方を慎重に見守っています。

 一方、菅内閣総辞職は別にして、「大連立」をめぐっては閣僚からも1日朝、さまざまな声があがりました。

 「危機的状況ですから、大連立ということもありうることではないかなと私個人的には思っています」(鹿野道彦農水相)

 「政局的に大連立とか、そういうことをやると、なかなか国民の理解を得られないのだろうと」(北澤俊美防衛相)
(01日10:59)

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2011年4月1日(金)のニュース一Mw