東日本大震災、支援物資どっさり 宮津「市民限定」に変更
東日本大震災の被災地に送る支援物資の提供を呼び掛けている宮津市は19日、提供者の範囲を当初の「市外歓迎」から「市民限定」に変えた。物資が東海や阪神圏からも予想以上に寄せられ、府の要請分を上回り、余剰分が出る可能性があるためだ。市は善意の大きさに驚きつつ、「大変ありがたいが、理解を願いたい」としている。
同市は被災地支援のため、17日から新品を条件に紙おむつやタオル、毛布、トイレットペーパーなど11品目の受け付けを、浜町の市民体育館で始めた。
開始2日間でマスク2万2千枚、タオル2800枚など計196の個人や団体から想定を超える量の物資が集まった。他府県から宅配便で送られてくる物資も多く、名古屋市の企業からはマスク32万枚も寄せられた。
同市は被災地の混乱を避けるため、府に一括輸送をしてもらう予定。「府の要請分を超える可能性がある。余った物資を市内で活用することには市外の人から理解を得られない」と判断したという。
市民限定となった19日も、毛布を寄付する人や小遣いを募金する子どもの姿が見られた。受け付けのボランティアは「人の温かみを感じます」と話していた。
市民からの物資提供は31日まで受け付けている。
【 2011年03月20日 09時31分 】
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