24時間テレビ 募金
STV

動画ニュース

◆札幌で避難生活も厳しい現実
今回の大地震では難を逃れて北海道にやって来る被災者の方も大勢います。
福島から札幌に避難してきたある親子を取材しました。遠く故郷を離れて避難生活を送る被災者の厳しい現実が見えてきました。

今月14日、福島県いわき市から避難してきた佐川さん親子。原発事故により自宅は避難指示が出され、着の身、着のままで札幌にやってきました。
(佐川さん)「とりあえず福島空港から早く飛び立つ便が北海道だったから」「この先はどうしたらよいだろう」
佐川さんは、道内には知り合いがいません。ホテルで数日過ごした後、札幌市が提供を始めた市営住宅の入居を申し込みました。家賃は無料です。しかしガスや電気など光熱費は自己負担、さらに家財道具はいちから揃えなければなりません。
(佐川さん)「(Q.布団はどうするの?)何もないです」「最低限度のものは急がないで徐々に揃えていこうと思います」「マチにも慣れないといけないので不安です」
知り合いもいない被災者にとって、家財道具をいちから揃え新生活を始めるのは大きな負担です。北海道に来て2週間、佐川さんは、悩んだ末に親戚や友人がいる故郷の福島に再び帰ることを決心しました。経済的にも限界だったといいます。
(佐川さん)「甘えられないというのはよくわかりました。自分は自分で生活をしなきゃいけない」「前向きに歩いていきたいと思います」
福島に戻った佐川さんは当分の間、避難所暮らしをすることになります。
(2011年3月30日(水)「どさんこワイド179」)
Get Adobe Flash Player
プレイヤーのダウンロード
※当サイトにはAdobe Flash コンテンツが含まれています。
正しく表示されない場合は、Flash Player Ver.8.0以上をダウンロード、インストールしてからご覧ください。

Copyright © 1996-2011 STV The Sapporo Television Broadcasting Co.,Ltd.

STVラジオ