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線量計なしで原発復旧作業=正常作動は320台のみ―東電

時事通信 4月1日(金)0時32分配信

 福島第1原発で、東京電力や協力企業の作業員の一部が放射線量計を持たずに復旧作業に当たっていたことが31日、分かった。東電福島事務所が記者会見で明らかにした。東日本大震災で保管してあった線量計の大半が壊れるなどし、全員分を確保できなかったためだという。
 東電によると、第1原発には約5000台の線量計があったが、震災後に正常に作動したのは約320台だけ。復旧作業を急ぐため、作業員全員に持たせなければならないとの内規を変更。作業1回当たりの総被ばく量が10ミリシーベルト程度以下で、代表者に持たせる―など4条件を満たせば作業ができるよう緩和した。
 このため、約500人の作業員のうち180人が線量計を持たずに作業した日もあったという。 

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最終更新:4月1日(金)0時37分

時事通信

 

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