機関誌 『宗教と社会』

中野毅・飯田剛史・山中弘編『宗教とナショナリズム』

第11号〜

別冊 Records of the 2002 Workshops(2004年6月)
第10号(2004年6月)
別冊 2002年度ワークショップ記録 (2003年6月)
第9号 (2003年6月)
第8号 (2002年6月)
第7号 (2001年6月)
第6号 (2000年6月)
第5号 (1999年6月)
別冊 1998年度ワークショップ報告書 (1999年3月)
第4号 (1998年7月)
別冊 1997年度ワークショップ報告書 (1998年3月)
第3号 (1997年6月)
別冊 1996年度ワークショップ報告書 (1997年3月)
第2号 (1996年6月)
創刊号 (1995年6月)

* 2001年度ワークショップの記録は第8号に掲載されました。
* 2000年度シンポジウムの記録は第7号に掲載されました。
* 1999年度ワークショップの記録は第6号に掲載されました。


別冊 Records of the 2002 Workshops(2004年6月)

Forword Hiroshi
YAMANAKA
1
I Research from Kansai on New Religions
  1 Religion as Narrative: An Application of P. Ricoeur's Conception of Mimesis Using Computer Coding Yutaka
AKIBA
7
  2 Using Computers to Analyze Textual Data in the Study of Religion Akira
KAWABATA
12
  3 Socion Theory Applied to Religion: An Analysis of triad Calculation in Social Networks Futoshi
WATANABE
19
  4 Using Ethnomethodology in Research on Religion Hajime
KANEKO
32
II The Vitalistic Conception of Salvation: Is it still an Effective Viewpoint?
  5 Introductory Paper: 20 Years of the Vitalistic Conception of Salvation Michihito
TSUSHIMA
49
  6 The Vitalistic Conception of Salvation and Japanese New Religion Tatsuya
YUMIYAMA
55
  7 The End of the Vitalistic Conception of Salvation: An Inquiry into Conceptual Validity in Modern Japanese New Religions Naoki
KASHIO
68
  8 "The Vitalistic Conception of Salvation" in Brazil: Japanese New Religions and Pentecostalism Masanobu
YAMADA
82
  9 The Vitalistic Conception of Salvation in Company Religion: Konosuke Matsushita and Yukio Funai Hirochika
NAKAMAKI
100
III A comparison of Religious Education in Japan and Korea: The Question of "Religion" in Public Education
  10 Religious Education in Public Education Nobutaka
INOUE
113
  11 The Issue of Religion in Public Schools Kokyo
MURAKAMI
121
  12 The Public Aspect of Religious Education Hirofumi
TSUSHIRO
128
  13 Religious Education in Korea: Competition between Religious Institutions and the State Won-bun
LEE
134
  14 On the Need for Religious Cultural Education Son-rin
CHO
139
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第10号(2004年6月)

論文
 宗教とジェンダーをめぐる議論の現在
 ―日本基督教団・性差別問題特別委員会の活動を通じて―
薄井篤子 3
 現代台湾における仏教の新展開
 ―佛光山を例に―
五十嵐真子 25
 「地上天国」建設のための結婚
 ―ある新宗教教団における集団結婚式参加者への聞き取り調査から―
中西尋子 47
 社会主義政権下ポーランドにおけるカトリック教会
 ―「三月事件」(1968年)に対する教会の見解に着目して―
加藤久子 71
展望
 宗教情報アーカイブARIによる学術成果の社会的共有 渡辺光一
黒崎浩行
川端 亮
93
書評論文
 日本の「霊性的知識人」をめぐる二著作
  Inken Prohl, Die "spirituellen Intellektuellen" und das New Age in Japan.
  Lisette Gebhardt, Japans Neue Spiritualitat.
深澤英隆 105
書評
 田中雅一『供儀世界の変貌―南アジアの歴史人類学』 八木祐子 123
 古谷嘉章『憑依と語り―アフロアマゾニアン宗教の憑依文化』 荒井芳廣 133
 中野 毅『戦後日本の宗教と政治』 大谷栄一 143
 宗教社会学の会編『新世紀の宗教―「聖なるもの」の現代的諸相』 伊藤雅之 154
 伊藤雅之『現代社会とスピリチュアリティ―現代人の宗教意識の社会学的探求』 芳賀 学 165
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別冊 2002年度ワークショップ記録 (2003年6月)

はしがき 林  淳 2
ワークショップ(1): 関西発の新・新宗教研究
I. 趣旨説明 三木 英
芦田徹郎
4
II. 報告
  A. 宗教と物語 秋葉 裕 5
  B. コンピュータ・コーディングの宗教研究への応用 川端 亮 16
  C. ソシオン理論による宗教研究 渡邊 太 22
  D. エスノメソトロジー研究による宗教研究の可能性 兼子 一 31
III. コメント 42
IV. 全体討議 43
ワークショップ(2): 生命主義的救済観―今なお有効な視点たりうるか?―
I. 趣旨説明 対馬路人 46
II. 報告
  1. 生命主義的救済観と現代宗教 弓山達也 51
  2. 生命主義的救済観の終焉=目的?!―現代日本の新宗教における概念的有効性の検討― 樫尾直樹 59
  3. ブラジルにおける生命主義的救済観―日系新宗教とペンテコスタリズム― 山田政信 74
4. 会社宗教における生命主義的観―松下幸之助と船井幸雄― 中牧弘允 90
III. コメント&討論
ワークショップ(3): 宗教教育の日韓比較―公教育において”宗教”をどう扱うか―
I. 趣旨説明 井上順孝 106
II. 報告
  1. 公立学校における宗教問題 村上興 110
  2. 宗教教育の公共性について 津城寛文 117
  3. 韓国における宗教教育―国と教団とのせめぎあいを中心に― 李 元範 124
  4. 宗教文化教育の必要性について 趙 誠倫 128
III. 質疑応答 133
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第9号(2003年6月)

論文
 宗教の遠心力と求心力に関する試論 岩井 洋 3
 殉職者はいかにして企業守護神となりえたか
 ―「安全」理念の実践をめぐる労使間のポリティクスを中心に―
金子 毅 21
 宗教/ジェンダー・イデオロギーによる「家族」の構築
 ―統一教会女性信者を事例に―
櫻井義秀 43
 「奇跡」の物象化
 ―マルタにおけるマリア崇敬と巡礼地の現在―
藤原久仁子 67
 アフリカの神を求めて
 ―ヨルバ・アメリカ人の宗教社会運動における『反白人・反キリスト教』主義の変容―
小池郁子 91
 近代キリスト教海外伝道方針の確執
 ―異文化適応をめぐる宣教師と母教会の温度差―
大江 満 113
 教会と国家の間に生きる女性たち
 ―現代中国農村社会におけるカトリック修道女の事例から―
李 〓文
(ブンブン)
133
研究ノート
 宗教的関心教育の展望
 ―「宗教」概念の問い直しを通じて―
林 貴啓 153
書評
 磯前順一・深澤英隆編『近代日本における知識人と宗教―姉崎正治の軌跡―』 大谷栄一 165
 渡辺雅子『ブラジル日系新宗教の展開―異文化布教の課題と実践』 寺田喜朗 176
 川又俊則『ライフヒストリー研究の基礎―個人の「語り」にみる現代日本のキリスト教―』 黒崎浩行 189
 浅野美和子『女教祖の誕生―「如来教」の祖・〓〓(リュウゼン)如来喜之人―』 遠藤 潤 198
 武田道生氏の書評(第8号掲載)へのリプライ 吉原和男 207
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第8号(2002年6月)

論文
 内観サークル系宗教運動における《脱男性性》ディスクールについて 熊田一雄 3
 脱会プロセスとその後
 ―ものみの塔聖書冊子協会の脱会者を事例に―
猪瀬優理 19
 カルマ説と終末予言の接合
 ―アレフの神義論―
尾堂修司 39
 ヒンドゥー・ナショナリズム運動における身体のポリティックス
 ―RSS (民族奉仕団) のシャーカーをめぐって―
中島岳志 59
研究ノート
 多様化するタイ開発僧の行方
 ―HIV/エイズ・ケアに関わる開発僧の出現を事例として―
浦崎雅代 79
書評
 孝本貢著『現代日本の先祖祭祀』 磯岡哲也 93
 大塚和夫著『近代・イスラームの人類学』 鷹木恵子 98
 吉原和男・クネヒト、ペトロ編『アジア移民のエスニシティと宗教』 武田道生 104
 大谷栄一・川又俊則・菊池裕生編著
 『構築される信念―宗教社会学のアクチュアリティを求めて―』
櫻井義秀 110
 山口広・中村周而・平田広志・紀藤正樹著
 『カルト宗教のトラブル対策 日本と欧米の実情と取り組み』
村上興匡 116
2001年度ワークショップ記録 131
 1. 「宗教が創り出す新しい絆」 132
 2. 「日本社会とキリスト教」 178
 3. 「新・宗教研究の課題と展望」 215
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第7号(2001年6月)

論文
 近代日本のキリスト教における電信員伝道 池上良正 3
 「無宗教」への「対話」
 ―チャペル・ウェディングと、日本のキリスト教―
濱田陽 23
 産業化による人口移動と墓祭祀の変容
 ―鹿児島県大浦町調査より―
井上治代 47
 忘れられた「仏教天文学」
 ―梵暦運動と「近代」―
岡田正彦 71
 南インドにおける不幸の除去
 ―ケーララ州の呪術・儀礼・占星術をめぐって―
古賀万由里 91
 生産と消費の自己構築
 ―タイ都市部の仏教運動における瞑想と教団イベント―
矢野秀武 111
 コンピュータ・コーディングによる宗教的ライフヒストリーの記述 川端亮 133
書評
 真鍋祐子著『烈士の誕生―韓国の民衆運動における恨の力学―』 川瀬貴也 155
 石井研士著『戦後の社会変動と神社神道』 櫻井治男 161
 池上良正著『民間巫者信仰の研究―宗教学の視点から―』 佐藤壮広 166
 志賀市子著『近代中国のシャーマニズムと道教―香港の道壇と扶乩信仰』 福浦厚子 172
 大江満著『宣教師ウイリアムズの伝道と生涯―幕末・明治米国聖公会の軌跡―』 一色哲 176
2000年度シンポジウム「宗教の〈臨界〉―混沌たる現代宗教への研究視座―」記録 197
I 発題 198
マーケットとしての宗教 : 宗教の市場理論 岩井洋
カルト/セクト現象とグローバライゼイション 樫尾直樹
韓国〈宗教〉研究の現場から 真鍋祐子
宗教/宗教研究の「臨界」? ―プラグマティックな継続と反省性の侵食 深澤英隆
II コメントと応答 229
コメント 土屋博
III 討議 243
司会 井上順孝
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第6号(2000年6月)

論文
 「宗教をもたない民」の改宗
 ―フランスの「ジプシー」の事例より―
岩谷彩子 3
 地域開発に果たす僧侶の役割とその社会的機能
 ―東北タイの開発僧を事例に―
櫻井義秀 27
研究ノート
 宗教ウェブサイトの実力
 ─広島県内の寺院・教会の事例より─
深水顕真 47
 日本のキリスト教会における死者への対応 待井扶美子 61
書評
 磯岡哲也著『宗教的信念体系の伝播と変容』 川又俊則 75
 田中雅一編著『女神―聖と性の人類学』 平山 眞 79
 高橋三郎編『水子供養―現代社会の不安と癒し―』 星野智子 82
1999年度ワークショップ記録 93
第7回学術大会ワークショップの記録について 池上良正 94
(1): グローバル化とアイデンティティ・クライシス 96
I. 発題 宮永國子 96
II. 事例発表 98
  1. 世界真光文明教団と身体のリアリティ 宮永國子 98
  2. 内なる身体と聖なる生産/消費―グローバル化状況におけるタイ都市新中間層のアイデンティティ模索 矢野秀武 101
  3. 復興という名の文化創造 石橋 純 108
  4. ヒンドゥー・ナショナリスト運動、アイデンティティ、グローバル化 近藤光博 114
  5. リスク社会におけるグローバル的危機管理としてのニューエイジ運動―宗教の脱ローカル化と、心理療法の文化への再埋め込み化 樫村愛子 122
(2): 現代世界の宗教性/霊性 130
I. はじめに 130
  1. 趣旨 130
  2. 経過 131
II. 理論提起編 133
  1. ニューエイジとセラピー文化―文化論の視点から 小池靖 133
  2. 20世紀日本の宗教研究の再検討―『現代世界の宗教性/霊性』研究の射程― 大谷栄一 137
  3. 理論提起編 全体討論 143
III. 実例検討編 146
  1. 消費社会における教化活動の変容―特に、教化者に注目して― 芳賀学 146
  2. Spirituality of Recovery ― Recovery Movements とその展開― 葛西賢太 151
  3. ニューエイジと救済宗教との間 弓山達也 156
IV. 全体討論 161
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第5号(1999年6月)

論文
 ラスターファライの新たな潮流
 ―タンザニアン・ラスタの農場建設運動を中心に―
石井美保 3
 「朝鮮神宮御祭神論争」再解釈の試み
 ―神社の〈土着性〉とモダニズムの視点から―
菅 浩二 21
 信者が「世代」を語る時
 ―「エホバの証人」の布教活動に現れたカテゴリー化実践の分析―
兼子 一 39
 The Family of Religion, Religion of the Family:
 A Case Study of the Unification Church
MIYAMOTO Yotaro 61
研究ノート
 Spiritual Network in the Internet Embedded Society:
 FARION Forum as a Case
TAMURA Takanori 87
書評論文
 中野毅・飯田剛史・山中弘(編)『宗教とナショナリズム』 大塚和夫 99
書評
 藤田省三著『異端論断章』(藤田省三著作集10) 岩井 洋 107
 森 孝一著『宗教からよむ「アメリカ」』 笹尾典代 111
 広瀬浩二郎著『障害者の宗教民俗学』 野村文子 116
 門馬幸夫著『差別と穢れの宗教研究』 望月哲也 122
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別冊1998年ワークショップ報告書(1999年3月)

はしがき 中牧弘允 4
ワークショップ(1): 精神世界の構図2
―精神世界の「社会性」を透視する―
I. はじめに 6
II. 「精神世界」の「社会性」を透視する
  1. パスト・プレズント・フューチャー
―ニューエイジ研究の歴史と展望―
小池 靖 8
  2. 和尚ラジニーシ・ムーブメントの3様相
―世界観、組織、担い手のダイナミクス―
伊藤雅之 13
  3. 沖縄のシャーマニズムと精神世界の交錯
―ユタとセラピストの出会いから―
佐藤壮広 18
  4. 占いから精神世界へ
―物語論から見た精神世界の可能性と限界―
鈴木健太郎 23
  5. 個人インタビュー調査から見た「精神世界」の
宗教性と社会性
樫村愛子・
福田はるみ
28
III. 全体討議の概要 33
ワークショップ(2): 東アジアにおけるキリスト教の受容
I. はじめに 40
II. 報告
  1. 儒教と巫俗のあいだ
―韓国社会におけるキリスト教―
秀村研二 43
  2. 現代中国におけるキリスト教の受容
―安徽省蕭県農村部の事例を通して―
韓  敏 49
  3. 現代沖縄における土着型キリスト教と先祖の問題 マーク・R. マリンズ 61
III. 総合討論 70
ワークショップ(3): 都市祭礼研究の課題と可能性
I. はじめに 80
II. 報告
  1. 都市祭礼の伝播―北部九州の山笠― 福間裕爾 83
  2. 勢いの場の共同形成
―祭礼への心理現象学的接近―
南 博文 89
  3. 都市祭礼の文化的再生産 小松秀雄 94
  4. 現代都市祭礼のアイロニー
―祭りの不可避性と不可能性をめぐって―
芦田徹郎 99
III. コメントと総合討論 106
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第4号(1998年7月)

論文
 神のジェンダーに関する一考察
 ―フェミニスト神学との対論を通じて―
小原克博 3
 明治32年宗教法案論の再検討
 ―「教会」「寺」「教派」「宗派」規定の法的性格―
小島伸之 25
 ポジティブ・シンキングからニューエイジまで 小池 靖 49
 「ニューエイジ」類似運動の出現をめぐって
―1960〜70年代青年の異議申し立て運動との関連で―
前川理子 79
 真如苑「青年弁論大会」にみる自己の構成と変容 菊池裕生 107
 「精神世界」を支持する〈ゆるやかな共同性〉 葛西賢太 129
研究ノート
 現代宗教の利他主義と利他行ネットワーク
 ―立正佼成会を事例として―
稲場圭信 153
書評
 谷富夫『聖なるものの持続と変化―社会学的理解をめざして―』 磯岡哲也 181
 前山隆『異邦に「日本」を祀る―ブラジル日系人の宗教とエスニシティ―』 渡辺雅子 186
 細谷広美『アンデスの宗教的世界―ペルーにおける山の神信仰の現在性―』 荒井芳廣 194
 谷泰『神・人・家畜』 新免光比呂 199
 Gross, Rita M. Feminism and Religion: An Introduction 川橋範子 207
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別冊1997年ワークショップ報告書(1998年3月)

はしがき 中牧弘允 4
ワークショップ(1): 精神世界の構図
―現代社会と現代人の意識を理解する手がかりとして―
I. はじめに 6
II. 「精神世界」のありさまをとらえる
  1. メディアに媒介される「精神世界」 加納洋人・
赤堀正卓
8
  2. オカルトとニューエイジ
―一種の思想史として―
吉永進一 16
III. 「精神世界」概念について考える
  1. ニューエイジと精神世界
―概念的整理を中心として―
伊藤雅之 22
  2. 精神世界を支持する〈ゆるやかな共同性〉
―小集団運動における霊性についての考察―
葛西賢太 29
IV. 全体討議の概要 35
ワークショップ(2): 宗教とジェンダー
I. はじめに 43
II. 報告
  1. 女人禁制―受容の諸相― 栗原淑江 45
  2. フェミニストエスノグラフィーの限界と可能性
―女による女についての女のための民族誌?―
川橋範子 50
  3. 複合的マイノリティの自己像―エスニシティ、ジェンダー、スピリチュアリティの視点から― 黒木雅子 56
  4. 女性信者における信念体系の受容と社会的ネットワーク 石渡佳美 61
  5. 宗教における生命主義と母性
―生長の家における女性―
薄井篤子 67
III. 質疑応答 72
ワークショップ(3): 東アジア世界における民俗宗教の持続と変容
I. はじめに 76
II. 報告
  1. 都市シャーマニズムの特徴
―民俗宗教の持続と変容に関連づけて―
佐藤憲昭 78
  2. 辯天宗の水子供養について
―民俗宗教のひとつの動き―
星野智子 83
  3. 在日コリアンの巫俗信仰
―その社会的ネットワークからみた持続と変容―
滝沢健次 89
  4. 現代韓国社会における死者 岡田浩樹 94
  5. ある霊媒廟の選択
―都市社会香港におけるエスニックな宗教文化の変容―
志賀市子 99
III. 総括討論の概要 104
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第3号(1997年6月)

論文
 〈新新宗教〉概念の学術的有効性について 井上順孝 3
  コメント1 西山 茂 25
  コメント2 島薗 進 30
 宗教心理複合運動における日本的母性の位相
 ―GLA諸教団の事例研究より―
熊田一雄 37
 宗教調査論・序説
 ―調査者とインフォーマントとの関係を中心に―
川又俊則 63
 ベトナム南部村落におけるカトリック教会
 ―タンチウ村の事例から―
萩原修子 87
研究ノート
 インターネットの宗教情報―その可能性と危険性― 田村貴紀 118
 大都市における先祖祭祀と「家移動」 松本由紀子 137
書評
 国際宗教研究所(編)『女性と教団―日本宗教のオモテとウラ―』 平山 眞 159
 宗教社会学の会(編)『宗教ネットワーク―民俗宗教、新宗教、華僑、在日コリアン―』 岩井 洋 163
 中村生雄『折口信夫の戦後天皇論』 川田 稔 168
 鈴木正崇『スリランカの宗教と社会―文化人類学的考察』 杉本良男 172
 大塚和夫『テクストとしてのマフディズム―スーダンの「土着主義運動」とその展開―』 八木久美子 179
 Clarke, Peter and Jeffrey, Somers (eds.), The Japanese New Religions in the West. 田島忠篤 183
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別冊1996年ワークショップ報告書(1997年3月)

はしがき 井上順孝 4
ワークショップ(1): 現代アジアにおける宗教の変動
I. はじめに 7
II. 発表要旨
  1. 一貫道の現代化と華人都市中産階級 熊田一雄 11
  2. 戦後台湾における宗教動向 藤井健志 13
  3. タイにおける徳教の展開 吉原和男 15
  4. 黄老仙師慈教の明暗 佐々木宏幹 16
  5. マレーシアにおける創価学会 林 淳 19
III. 討論 21
ワークショップ(2): 「宗教」としてのオウム真理教
I. はじめに ワークショップ
企画委員会
49
II. 「宗教思想」としてのオウム真理教
  1. オウム真理教と宗教研究 福嶋信吉 53
  2. 「精神世界」とオウム真理教 樫尾直樹 59
  3. 現代の終末予言宗教・オウム真理教の終末論研究の意味と課題 武田道生 66
III. 「宗教体験」としてのオウム真理教
  1. タントリズムとオウム真理教 高島 淳 72
  2. オウム真理教の修行体験の理解 尾堂修司 79
  3. 体験談の変遷とその意味 弓山達也 85
IV. 討論報告
  1. グループディスカッション報告 樫尾直樹 92
  2. 自由討議報告 井上順孝 96
ワークショップ(3): 1980年代・宗教研究を読みなおす
―ポスト宗社研の課題と展望―
I. はじめに 99
II. 報告とコメント
  1. 宗教運動―「宗教運動」の構築主義的アプローチ 大谷栄一 103
  2. 「教え」研究の位相 黒崎浩行 112
  3. 宗教と「語り」 菊池裕生 120
  4. 宗教と女性 平山 眞 128
III. 自由討議 136
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第2号(1996年6月)

論文
 PL教団における妻・母役割の構造
 ―敗戦から高度経済成長期にかけての変容
石渡佳美 3
 本多日生の統一的日蓮主義運動
 ―とくに1910〜1920年代の社会教化活動を中心に―
大谷栄一 24
 韓国の民衆運動における殉教者神話の形成
 ―金泰壹の生と死をめぐって
真鍋祐子 46
研究ノート
 セクシュアリティとスピリチュアリティ
 ―日系アメリカ女性の経験から―
黒木雅子 69
 モーリス・ブロックのイデオロギー概念に関するノート
 ―宗教的知識の多様性の理論的検討のために―
粟津賢太 98
展望
 オウム真理教事件関連文献紹介 福嶋信吉 121
書評
 新屋重彦・島薗進・田邊信太郎・弓山達也編『癒しと和解―現代におけるCAREの諸相』 葛西賢太 129
 Wilson, Bryan and Dobbelare, Karel, A Time to Chant: The Soka Gakkai Buddhist in Britain 笠井正弘 134
 関根正康『ケガレの人類学―南インド・ハリジャンの生活世界』 井桁 碧 145
 田辺繁治編『アジアにおける宗教の再生―宗教経験のポリティクス』 小野沢正喜 155
Top

創刊号(1995年6月)

創刊の辞 孝本 貢 3
論文
 占いの諸類型とその特質―現代日本の占い本を通して― 鈴木健太郎 5
 「こっくりさん」に関する社会心理学的調査
 ―1930年代から1992年までの流行史―
今泉寿明 29
 韓国の民族宗教とキリスト教
 ―檀君教教祖のキリスト教改宗をめぐって―
淵上恭子 49
 平安貴族社会における医療と呪術
 ―医療人類学的研究の成果を手がかりとして―
繁田信一 77
書評
 石井研士著『銀座の神々―都市に溶け込む宗教―』 櫻井治男 99
 LaFleur, W. R., Liquid Life: Abortion and Buddhism in Japan 新田光子 105
 田辺繁治編『実践宗教の人類学―上座部仏教の世界―』 矢野秀武 110
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