教科書:キム・ジャンフン「独島PRを10倍、20倍に」

 日本が30日、独島(日本名:竹島)領有権主張を強化する内容の中学校社会科教科書の検定結果を発表したことを受け、歌手キム・ジャンフン(43)=写真=が同日、記者会見を行った。

 キム・ジャンフンはその席で「世界の大手日刊紙に独島の写真がデザインされたコリア・カップ国際ヨット大会の広告を出し、同大会を通じ、独島が韓国領だということを伝えていく」と語った。また、8月15日の光復節(日本の植民地支配からの解放を記念する日)に東海(日本海)で世界最大規模の船上フェスティバルを行う計画も発表した。5月31日開催予定のコリア・カップ国際ヨット大会は、慶尚北道浦項市を出発し独島をめぐるヨット大会で、キム・ジャンフンは大会組織委員を務めている。

 キム・ジャンフンは続けて「もともと独島は韓国の領土のため、日本の領有権主張にあえて反論しなければならない理由はないが、今回の教科書問題を受け、これまでの広報活動を10倍、20倍にして目に見える効果を出す必要に迫られた」と、独島PRに一層尽力する姿勢を示した。

 また、これまで独島領有権を主張する活動を行ってきたことで、日本側から「公演ができないようにしてやる」という強迫メールを受け取ったことがあると打ち明けた。「米ニューヨークのタイムズスクエアでの独島広告は日本側の妨害で中断に追い込まれ、米紙ニューヨーク・タイムズへの広告掲載についても、日本政府から抗議を受けたと聞いている」と語った。一方「日本の大地震(被災者支援)はヒューマニズムで、独島はファクト(事実)。日本政府には腹が立つが、人々(被災者)については手助けすべきだと思う」と述べた。

パク・セミ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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