三重大の副学長に韓国人女性教授

国立大では異例

 三重県にある国立三重大学が、韓国人女性の朴恵淑(パク・ヘスク)人文学部教授(56)を副学長に任命した。副学長は、韓国の大学の副総長に相当。朴教授は同大学の理事も兼任する。共同通信によると、文部科学省の関係者は「外国人の国立大副学長就任は異例」「聞いたことがない」と話しているという。内田淳正学長は起用の背景について「環境問題で実績があり、女性や外国人としての見識を大学執行部に取り入れたい」と説明した。

 朴教授は1978年に梨花女子大学を卒業、83年に日本に渡り、筑波大大学院博士課程を修了。米ヒューストン大研究員などを経て、2000年から三重大教授を務めている。専門は環境地理学や環境教育。

キム・ガンハン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
関連記事
記事リスト

このページのトップに戻る