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このたびの東北地方太平洋沖地震にかかる東京電力原子力発電所で発生した事態につきまして、当社は、福井県西川知事ならびに地元の皆さまからのご要請を受け、11基の原子力発電所の原子炉を「止める」「冷やす」、放射性物質を「閉じ込める」ための安全上重要な機器の健全性について確認を行っています。
●日本周辺の地質構造と地震について 日本周辺のプレート 日本海には大きな津波の発生の原因となる海溝型のプレート境界がないことから、若狭湾周辺で大きな津波が生じる可能性は低く、文献などからも周辺で津波による大きな被害記録はありません。 ●電源がない場合の原子炉を「冷やす」機能について 当社原子力発電所は、万一、非常用予備発電機が起動せず、原子力発電所内の全ての電力供給が喪失した場合でも、電力を必要としない蒸気で駆動するタービン動補助給水ポンプ※1により、蒸気発生器の2次系側に冷却水を給水し、発生した蒸気※2を大気に放出して炉心を継続的に冷却することができます。
●事故を想定した訓練の実施について 当社は、原子力発電所に外部からの電源が喪失し、さらに非常用予備発電機も運転できない状態となり、事態が進展することを想定した運転員による訓練を実施しています。 |
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