松井4の1でOP戦締め 対戦のクルーンはマイナー降格

2011.03.31


松井はオープン戦最終戦で4の1。クルーンとの対戦も実現した(川口良介撮影)【拡大】

 【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)30日(日本時間31日)=笹森倫】米大リーグ・アスレチックスの松井秀喜外野手(36)は、当地で行われたジャイアンツとのオープン戦に「5番・DH」で先発。開幕をひかえた最後の実戦を4打数1安打で締めくくった。

 相手先発は昨季ワールドシリーズで活躍した21歳の左腕バムガーナー。2回の第1打席は外より92マイル(約148キロ)の速球にやや力負けして左飛に倒れたが、4回の2打席目は外角92マイルの速球に食らいつき、三塁線を破る左前打を放った。

 もうひとつの見せ場は9回の第4打席。28日の試合前にあいさつを受けた巨人の“後輩”クルーンと対戦。93マイル(約150キロ)の内角速球を強くたたいたが、右翼フェンス手前で失速して右飛に終わった。

 後続も抑えたクルーンは、チームが1点を追う9回裏に逆転したため勝ち投手に。サヨナラ負けのアスレチックスは、昨季王者との3連戦で全敗。12勝21敗でオープン戦の全日程を終えた。

 松井はここ3年で最多の22試合に出場し、打率・169(64打数11安打)、1本塁打、2打点。「あまり結果はよくなかったが、シーズンに向けてはいい打席を重ねられた。少しずつ(状態は)上がっていると思う」と総括した。

 一方のクルーンは試合後にマイナー行きを通告された。「3Aでやるかは家族と相談して決めたい」と日本復帰にも含みを持たせた。

 

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