March 30, 2011 11:06:40

GLENMORANGIE

テーマ:whisky collection

吉祥寺 whisky house vision 


新入荷ウイスキーの紹介になります。


HIGHLAND
GLENMORANGIE
FINEALTA


香り:焦した醤油、新築の部屋、キャラメルソースのかかったバニラ、そしてレーズン。
主体はチャーしたオークのニュアンスであるが、奥から黄桃の缶詰、ブラッドオレンジ、

ドライプルーンのニュアンスも感じる。
開けたてゆえかアルコール感はしっかりとしており、少し粘性も感じる。


味:こちらもオーク感しっかり、栗の渋皮煮、カラメル、醤油っぽさ、やや湿った木、

粘性を持って広がり、中間からスパイシーで温かさを感じる。

蜂蜜、ひっそりとダークフルーツ、プルーン、租借するとオレンジのような・・・

というかバーボンのようなニュアンス、余韻はドライでややビター。
ビターさはウッディーな印象があるが、ピートと思われる苦味、

スモーク感も僅かだが感じることは出来る。
これもまた現行モーレンジらしいキャラクターを持った一本。


コメント:グレンモーレンジが9月にリリースしたばかりの新製品。


FINEALTAはゲール語で、エレガントの意味を指すそうで

ゲール語なので実際の読みはわかりません。

なので適当にフィナルタ(もしくはフィネルタ?)と読んでしまいます。


エレガントというだけあって、パッケージとラベルは華やかというか

白にメタリックブルーで爽やか、カッコイイですね。

流石ヘネシー、この手のデザインは得意分野。

国分野澤時代の無骨さがウソのようです。


では今回の新製品フィナルタはいったいどんなの?というと

以下にパッケージ記載の宣伝文句を複写しますが1900年頃(1903年)のレシピを

再現して作られた、ようするに復刻版のウィスキーだそうです。


なんで1903年なのか、つたない英語力じゃ良くわかんねーんですが

パッケージ背面部分に書かれてることから推測すると

1900年前半にシングルモルトを世界的に販売して、そしたらロンドンの超名門ホテルが

グレンモーレンジのカスクを1903年と1904年に注文してきた。


グレンモーレンジにとっては、その出来事がとても記念すべきことで

今フィネルタとなるそのレシピはモーレンジにとってとても特別で

宝物のように扱われてきたから・・・ってコトなんでしょうか。


・・・まぁ、この辺の歴史的背景は

きっとヘネシーの日本語版サイトで明らかになることでしょう。


なお、このフィナルタは、”異なるタイプの樽、異なる年数の原酒を結婚させて・・・”

とか書いてあるので、アメリカンホワイトオークのバーボン樽に詰めていた複数の原酒と

オロロソシェリー樽で熟成させた複数の原酒をブレンドしたものであるようです。


使われたバーボン樽は強めにリチャーされたモノか

もともとヘビーチャーされたものだったのか。


はっきりとローストしたオークの影響を感じます、

構成的には、ソナルタPXに近いものを感じますね。


まぁ1900年当時はバーボン樽よりもシェリー主体だったはずなので

そうそうライトなモノは出ないと思いますし、意図的にしっかりした

樽熟成風味に狙って仕上げた結果・・・なんでしょうか。

また、1900年当時といえば麦芽乾燥はピートなので

ライトピーテッドモルトを加えてあるようですが

個人的には1900年代(1900年のウィスキーなんて飲んだことありませんが。)の

ピート乾燥時代を連想させるほどのピート感は感じず

チャーによるロースト感とかぶってわかりづらい印象でした。



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