昨年9月に誕生した長女の成長を見るのが楽しみです。半年が過ぎ、それまでできなかったことが急にできるようになるなど、驚きの日々です。笑顔には和まされますが、理由もよく分からずに泣き叫んでいる時には戸惑いも感じます。
今年に入り、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌や、インフルエンザ菌b型ワクチンなどを接種した乳幼児が、死亡する事例が相次ぎました。先日、国は予防接種と死亡との因果関係は認められないと発表し、4月から接種が再開されるようです。
ワクチンは期間を分け、数回接種しなければなりません。長女もいくつか接種し、あと数回受けることになります。死亡した乳幼児の中には、翌朝に親が気付くと亡くなっていた、という報道も目にしました。注射されると大声で泣く姿に心配で仕方がないのは親バカかもしれませんが、国や医師には十分な説明を求めずにはいられません。【山本健太】
毎日新聞 2011年3月30日 地方版