庄司、国際デビュー戦でＳＰ首位／ジュニアＧＰ (2/2ページ)

　ジュニアの国際大会デビュー戦だった庄司が、軽快なリズムに乗った演技で首位に躍り出た。「思い切ってできた。１００点中９０点くらいかな」と、１４歳らしい初々しい笑みを浮かべた。

　回転軸がぶれない、安定したジャンプを見せた。冒頭のサルコー−トーループの２連続３回転で着氷をピタリ。「回転不足になりやすい難しいところなのでうれしい」と本人も納得顔だった。

　これまではバレエの曲が多かったというが、今季のＳＰでは初めてタンゴを選んだ。「やったことないジャンルだし、メリハリをつけて踊っている」。ステップでも得点を伸ばした。

　あこがれの存在は２００６年トリノ冬季五輪で金メダルに輝いた荒川静香さん。「一つ一つの技がダイナミック」と目を輝かせる。

　デビュー戦で、表彰台の真ん中に上がる可能性も出てきた。「守りに入らずに滑りきって上位を目指したい」と話す表情に、気負いは感じられなかった。

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