楽天・星野仙一監督(64)が30日、オールスターをKスタ宮城で行うプランをブチ上げた。4月29日に試合開催の決まった本拠地・Kスタ宮城でのオリックス戦に5割以上の成績で迎えることを誓い、さらに夏の球宴を杜の都で行うことを提案。11日に起こった東日本大震災で、今も苦しんでいる被災者に、野球でエールを送る。
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球界を代表する選手たちが杜の都に集う‐。星野監督の脳裏にそんな考えが浮かんだ。「オールスターは球場決まっているのか?Kスタでやってもいいのでは?」。現状はナゴヤドーム、東京ドーム、QVCの3球場での開催が発表済み。仙台球宴の実現は簡単ではないが、被災者を野球で勇気づけたい思いが夢プランとなって口を突いた。
29日にはサッカー日本代表対Jリーグ選抜のチャリティーマッチを観戦。44歳のカズのゴールに感動し「すごいよ。あいつは体重管理がすごい。500グラムでも気を使っている」と絶賛。種目は違っても、スポーツの与える力強さを感じ取った。
この日、4月29日のKスタ宮城開催が正式決定。「新たな目標ができた。ようやくユニホームで帰れる。ある意味、初陣の日。貯金をして、帰りたいな」と青写真を描いた。
米田球団代表は「そこに向けて修繕作業を進めている。進ちょく状況は順調です」と説明。懸念されていた交通事情も、新幹線の開通が間に合う見込みで、仙台市内のホテルも、徐々に営業を再開。着実に復興に向かって歩みを進めている。
震災のつらさは、簡単に消えるものではない。それでも「何時間か、その瞬間瞬間を忘れさせるプレーを見せたい」と、野球を見せることの意義を説いた闘将。本拠地開幕戦、そしてその先の夢球宴へ。野球で被災者にエネルギーを贈りたい思いは日に日に募っている。
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