ライフ【教科書検定】反日的な記述残り  ロシア革命も肯定的+(2/3ページ)(2011.3.30 21:31

[ライフ]ニュース

  • メッセ
  • 印刷

【教科書検定】
反日的な記述残り  ロシア革命も肯定的

2011.3.30 21:31 (2/3ページ)

 慰安婦については、はっきり記述している教科書はなくなり、前回検定では残っていた「慰安施設」といった言葉も消えた。

 しかし、一部に「動員は女性にもおよび、戦地で働かされた人もいた」(同)とし、授業で「従軍慰安婦」の存在を教える根拠になるような記述があった。

 ■神話は?

 日本側の行為を批判的に取り上げ、中韓に過度に配慮する傾向は近現代にとどまらない。

 自由社と育鵬社以外は豊臣秀吉が明(現在の中国)進出を目指した朝鮮出兵について、「朝鮮侵略」などと記述。民衆が殺害されたことなどを強調する一方で、日本が中国側から侵攻を受けた鎌倉時代の「元寇」については「日本遠征」「上陸」「襲来」(清水書院など)と表現した。

 明治維新後の、日朝修好条規は、多くの教科書が日本が朝鮮側に「不平等な条項を押しつけた」などと記述するが、欧米列強の脅威に対抗するため、朝鮮の開国・近代化を求めようとした当時の事情についての説明はほとんどなかった。

 一方、「1937年7月末には、北京東方の通州で、200人の民間日本人が親日政権の兵隊に惨殺される、通州事件がおこった」(自由社)と、日本側の民間人被害を加えた教科書もある。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital